11の魔法で子ども指導 

11の魔法で子ども指導 

池上正さんの「サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法」という本を教科書に、

フットボール指導から学んだノウハウを活かして、

戦術的ピリオダイゼーション理論をベースとした『複雑系の指導』を追求中!!

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みなさん、素敵なお正月をお過ごしですか?
ご無沙汰しております。はしチャ・オシムです。
アメーバblogから少し浮気し、最近Facebookしておりましたが…
遠い人ではなく、近い人と繋がると自分を素直に表現できないので、SNSはやっぱり使いにくですね。勉強になりました(笑)


最近の私の状況を報告します。

①《指導法》
PTPの追求は今はお休みしていますが、トレーニングをオーガナイズする時にはPTPの考え方が基礎となっています。
ただし、ナショナルトレセンなどを観ていると根本的には違うので、上級ライセンスを取ろうと思う側としては、少し戸惑いますね…
サッカーを更に学ぶ必要はあります。

②《指導観》
池上正さん式11の魔法は、現在研究分野に入っています。
学校現場やサッカー現場に普及を始めており、好評も頂いています。
最近はサッカーで子どもの人間性を育てることも大切ですが、池上さんの根本にあるヨーロッパサッカーベースのサッカー観を学んでいます。
そのヨーロッパサッカー観をベースに教育的指導でされていらっしゃるので、毎月お会いしては盗みまくっています。

③《マネジメント》
SMC(スポーツマネージャーズカレッジ)の資格を取ったことにより、世界が広がり、より建設的に物事を進められるノウハウは身につけました。
組織の作り方、進め方、コミュニティデザインなど、学んだことはたくさんあるが、それを普及する基盤が私のいる地域にはありません。
ただサッカーで集まって、子ども達のために何ができるのか、まずは素晴らしい指導法を研究することから始めたらいいのに、そういう大人はいません。
なので、組織は崩壊しています。
さぁそれを、どう建て直すかです。
まずは私のチームで、サッカーコミュニティを作ろうと思います。

blogも頑張って更新しながら、自分の考えをblogを通して整理していきたいと思います。
今後も暑苦しいblogをよろしくお願いいたします。








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さぁ、ここからは私が池上氏の指導から感じた、11の魔法の先についてお話ししたいと思います。
あくまでも自己分析です。
もちろん、池上氏の考えと大きく異なる可能性もあります。

日本サッカーは近年凄まじい勢いで成長しており、たくさんの選手が世界中で活躍しています。
そのおかげもあり、ジュニアのレベルも以前に比べ、かなり上がったのも事実です。

しかし、その影ではとんでもない課題が生まれています。
それは知識を持ちすぎた大人達による甘やかしです。
「甘やかし」というと、どんなことをイメージされますか?

「甘やかす」の意味を調べてみると、こんなことが書いてありました。
子供などを厳しくしつけないで、わがままにさせておく。
これがまさしく「知識を持ちすぎた大人達による甘やかし」と僕は考えます。
子ども達には厳しく指導し、それなのに自主性を促す。
環境で子ども達を縛り、自然そのままを体験させない。
そして子どもの判断で動けば、わがままと言う。

昨今の情報化社会の流れのおかげで、巷にはたくさんの情報があふれるようになりました。
こうすれば、こんな子どもに育つ。
こうすれば、こんな課題が直る。
指導をマニュアル化した情報がたくさん出回り、大人達はそのマニュアル通りに子ども達を指導します。
その通りに結果が出ないことを子どものせいにし、厳しく叱り倒し、毎回指示を出し、都合の良い時に自主性を促す。それでもうまくいかなければ、また別のマニュアルを探すのです。

私は池上氏の指導から見えた子ども達の様子、そして私に助言頂いた言葉を聞いて、こんなメッセージが届きました。

「これが今の日本の子どもの現状です。周りが観れないし、近くの人間と繋がることもできない。話を聞かなくても済むし、話さなくても誰かが動いてくれる。これ、誰が指導したのでしょうか。」

私たちです。
地域や学校・親、子ども達に関わるすべての大人です。
だからこそ、サッカーなら子ども達を救える要素がたくさんある。
サッカーだからこそ、子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法が隠されているのです。

サッカーはトレーニングよりもゲームで育つ。
自然のことをありのまま指導することが、今問われています。
これってPTP(戦術的ピリオダイゼーション理論)に似ていませんか?
サッカーはカオスであり、フラクタルである。
子育てだって、カオスでありフラクタルなのです。
テクニックはカオスの中で存在するため、フラクタルなトレーニングを行わないといけないのです。

知識ばかりの頭でっかちではなく、それを状況に合わせて使いこなす知恵が必要ですね。


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おはようございます。
最近おじいちゃん並みに早朝に目が覚める、はしチャ・オシムです。

とうとう我がクラブに池上正氏が指導に来て下さいました!!
「サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法」という本に出会ってから5年…
まさか憧れていた人が自分が運営しているチームに来て下さり、解説を入れながら指導して下さるなど、夢にも思いませんでした。
この場で池上正氏を初め、祖母井さん、サンガスタッフみなさまに厚く御礼申し上げます。

現在私が代表を務めるクラブは、池上氏の指導方針を取り入れ、指導実践しています。
代表就任間近から、コーチングスタッフや保護者に池上氏の指導の
すごさや本の紹介、指導者講習会の参加を促してきました。

しかしながら、こちらの熱意と周りの熱意にはかなりの温度差があり、僕の実践が結果を出しても、なかなか差は埋まりませんでした。
それなら生で指導を見てもらい、肌で感じてもらおうと思って、この企画を計画しました。

僕がこのチームでやろうとしていること、本当にサッカーで子どもを育てるチームがどういったものかを、チーム関係者に考えてもらう良いきっかけになりました。

あとはSMC(スポーツマネージャーズガレッジ)で学んだ組織経営で、どうチームを落とし込むかが大切ですね。

まだまだ話し足りないので、次は池上氏の指導から伝わってきた、本当に身につけないといけない力について、自分なりに分析した指導観をお話できればと思います。



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