高山ウルトラマラソン レース編④ | Running diary フルマラソン3時間30分台へ

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2015年秋、ランを始めて7年半。22年シーズンは大阪マラソンで念願のサブ4、水都大阪ウルトラで100キロを達成できました。この記録で満足せず、更に上を目指して頑張っていきますが、いつかは記録を忘れて楽しく走り続けていきたいです。

おはようございます。

日曜日、朝から走ってました。まだ本調子には戻りませんが、引き続き起伏走をやってまずは体力維持に努めたいと思います。

その為、レース編最終回のアップが遅くなりました。


③からの続きです。

ゲートを過ぎると第3関門の時と同様にゼッケン番号と名前が呼ばれます。

手を挙げてはーい!とかえし。これで一気に元気になりました。


ここのエイドもえいど〜🎵

本家からクレームが来るかも...


丹後でもいただいたパイナポー🎵。


梨打ち汁という名の豚汁をいだきました。


ほかにフグの唐揚げやいのししの冷しゃぶがあったそうなんですが、うっかりスルーするというミス(ダジャレではありませんよ💦)。そういえばエイドの食べ物ですが、飛騨牛以外チェックしていませんでした。その飛騨牛も走っている途中にぽねこさんに教えてもらったという...

コメントもおかしくなってます。


そんなテツ分たっぷりのぽねこさんに、プレゼントを。

第4関門を過ぎると、しばらく線路沿いを走ります。運良く、特急列車に遭遇しました。

昨日の下見の時は見れなかったのでラッキーでした。


しばらく走っていると別の列車が。

比較的新しめのようで...。


ちなみにウルトラマラソンでは3回踏み切りを渡ります。


非電化区間なので、電線のない線路は新鮮です。

こちらの写真は下見の時に撮りました。


その後宮川を渡り高山市内に向かって走ります。


市内へ向かう途中で71キロを走られているランナーと合流します。

やっと市内が見えてきました。

この写真は下見の時の写真。


71キロ組にとっては残り3キロで終わるのに対し、100キロ組はまだ15キロ以上残っています。

この時ほど71キロ組が羨ましいと思ったことはありません。


この先で100キロ組は右に曲がり、またも山の方に向かって走ります。最後の山越えです。

この時、リトルやたろうが出てきました。


「もう歩いてゴールでもいいかなぁ〜」


80キロを越えて、制限時間は残り3時間半。

元々、ウルトラ後半は歩きが先行することも想定して15キロを2時間で行く計画を立ててました。

ただ全歩きでもゴールが出来ます。


すでに太ももの痛みは限界。また走っている最中に右足指にも痛みが。どうも人差し指が水脹れが出来てました。しかし終盤になると痛みが治ってました。走り終わった後確認すると潰れてました。


さらにその途中のエイドでトイレに寄ったら、血尿の症状も...。それだけ体は酷使していました。


しかし、ここまで来たならば最初の目標である13時間以内のゴールを本気で考えるようになります。少しずつ走りをいれながらも、水分を摂って歩きで体の回復を図ります。


そして最後の坂が見えてきました。走っているいる人は皆無。

そんな時、応援しているブロ友さんからLINEがいっぱい届きました。

Yayoiさんから。



ダジャレーズからは...





みんなのコメント読んで、もう震えが止まりません(笑)。




お陰で最後まで頑張ろうと思いました。


そしてやっと90キロを通過。残り10キロ。


しかし、その後まさかの出来事が...。

山の方を向かっていると、あやしい雲☁️が...。

もしかして...













突然雨☔が降ってきました。 


最後のスパートをかけたいところなのに、写真の通り、水を刺されました。

こんなこともあろうかと使い捨てのポンチョ、持ってきてました。ただ着替えに時間がかかり、タイムロスしました。


しかし、雨は10分ぐらいで、しばらくしたら止みました。

晴れ男は継続でしょうか?

この辺りでやっと上り区間は終わり、最後下ってゴールを目指すのみ。

でも足はもうボロボロ...。


沿道のさるぼぼも応援してくれます。


もがきながらもやっと最後の関門、公文書館に到着。

予定到達時間 17:10
実際到達時間 16:54  ▲16分


ゴールまで、6.7キロ。

サブ13達成するには残り57分。


そこでリトルやたろうが邪魔します。


「このまま歩いてもゴールは確定だぞ!」


でも、すでに目標はゴールではなく、タイムに切り替わってました。サブ13を目指すのであれば、多く走らないと間に合いません。せっかくここまで頑張ったならば13時間を切ってゴールを迎えたい!


残りはずっとやってきた、200m走り、100m歩きを繰り返していきます。

すると周りのランナーも記録を目指して走っていきます。


このままいけば、サブ13が狙える。


そして残り5キロの表示が出てきました。

95キロ、めちゃくちゃ長かった...。


厚い雲が出ていましたが、雨はなし。

ゴールに向けてラストスパート。


ここからは残り4キロ、3キロ、2キロとカウントダウンがはじまります。


ここまでを振り返ると...。


ランニングをやってなかった8年前の自分がこの姿を見たらどう思うだろうか。自分でもこんなことをやり切るとは思ってもなかった。なぜなら、ランを始めた時にウルトラマラソンの存在自体知らなかったから。


フルマラソン完走がランのゴールだと思ってましたが、ウルトラマラソンという競技を知り、すごくやってみたくなった。

エントリーに至るまでにたくさん距離を走り、大会で50キロ→70キロ、去年水都でついに100キロを走り切った。


これで充分と思ったが、これで満足せずにさらに厳しいウルトラに出ることで、自分を試したかった。練習がいつも平地だけでは駄目だと思い、起伏のあるところを走りに行くようになった。


昨年丹後は60キロだったけど、あの猛暑の中で時間内に走り切れたのはすごく自信になった。


あんなに坂嫌いだった自分がこんな練習をすると思ってもなかったのに、今は起伏を走ることが大変だけど当たり前になってしまっている。



そして今日を迎えました。



やっと残り1キロまで来ました。


1キロを切っても200m走り、100m歩きを継続。時計を見るとタイムは12時間40分台。13時間は切れると確信。ゆっくりゆっくりと。


そしてゴール会場のビッグアリーナが見えた時...


最後の力を振り絞って...


ゴール!


初めての高山ウルトラは出来ないと思っていたサブ13、12時間台で走り切ったのでした。

出走率、完走率も載せておきます。完走率は73.1パーセントでした。


走り終わった後、カメラマンに向って

ガッツポーズ!


めちゃくちゃ疲れているのに、この時間はすごく心地よかったです。


レース編が終わり...

アフター&総括へまだ続きます。