「力はあるのに本番で発揮できない生徒さんがいるんですけど、どうしたらいいですか」とピアノの先生からご相談をうけました。
これは、生徒さん自身もきっと悩んでいるし、凹んでいると思います。
「おうちではもっと弾けた」と言う生徒さんは多い。(特に勤務校の学生さん)
年齢があがると、人生経験が増え、怖さも知り、緊張することが増えます。
「緊張することは、良い集中を生み出すことにも繋がるから良いことよ!」と私の生徒さんには、プラスに捉えられるように伝えています。
趣味でピアノを楽しんでいて、発表会やテストやコンクールにチャレンジしない方なら必要ないかもしれませんが、やはり精神的なコントロール方法もレッスンのなかで伝えていく必要があると思います。
このご相談してくださった先生は「私の前では緊張しない生徒さんなんです」とおっしゃっていましたが、だからこそ訓練が必要なのではないでしょうか。
緊張しやすい大きな生徒さん(中学生以上)に本番に向けて私が共通して伝えているのは
演奏前
・ピアノ椅子に座ってから、目をつむって、もっている息を深く吐き出す
・にっこり口角をあげて息を吸う《今から楽しいことが始まるよ♪》と脳に指令をおくる
・曲のテンポをイメージしてスタートする
そして、日頃から曲のイメージを明確にもって練習すること。
そして、なんのために練習しているのかを考えること。
失敗したくない!にフォーカスしないことが大事です。
・成功するため
・お客様に楽しんでもらうため
・感謝を伝えるため
など前向きな練習をすること。
過去にも書きました↓↓
どんなにおうちで上手に弾けていても、本番で力を発揮できなければ残念ながら達成感は味わえません。
どんなときも呼吸に意識を向けると自分自身の今の状態が分かりやすいと思います。
レッスンでは、ピアノを弾く際の呼吸についてもお伝えしています。
子どもは、身体をつかうのがとっても上手。
伝えたことがすぐ実践できます✨
私たちは大人になると、どうしてこんなにあちこち固くなるのかしら(笑)
子どもの頭と身体の柔らかさが羨ましいこの頃
連休中日ですね。
宝塚は晴れ間が出てきました☀️
皆様すてきな日曜日をお過ごしください!
