先月、久し振りにうつ病関係の本を読んだ。
①『ダンナがうつで死んじゃった』 きむらひろみ著
②『うつ病の妻と共に』御木 達哉著
③『心が雨漏りをする日には』中島らも著
①は看病した妻側から書いたもので読んで
結構驚いた。確かにうつ病は看病する側も
かなり大変で辛いと思う。
事実、自分の妻にもいろいろと辛い目にあわせた
と後悔と申し訳なさを感じているから。
でも、①はそこまで書くものかという程のことまで
書かれていた。“死んでくれたほうが助かる”とか。
ダンナさんが元気だった頃の感謝の気持ちなんて
ひとつも書いてなかったことが後味の悪さを残した。
その①と比べ②はその真逆だった。
②は妻がうつ病で看病する夫側から書かれたもの
だが、全体を通して夫婦愛を感じる。
自分のことより何事にも妻を想い、妻のことを
最優先に考えて生きている夫。またその家族
のことが詳細に書かれ、ある種の感動を覚えた。
③は今は亡き、中島らもの著作である。
彼の本を読むのは初めてで、最初は何となく
ハチャメチャなことが書いてあるのではと
思っていたのだが、それが意外にもとても
まともなことが書かれていて、非常に読み
やすかったし、なかなか良いことも書かれて
結構参考になった。
初めてうつ病に罹った時はよくうつ病関係の
本を探して読んだが、数も少なく専門書的な
本が多かったし、ましてやこういう暴露本と
いうか自らの体験談的な本はまったく出版
されていなかった。
でも、今は本屋へ行くと【うつ】というコーナー
さえある時代になっている。確かにためになる
本やよい本もあるが、その一方商売にしている
感じの本も目立つ感じがする。
まぁそれだけ現代社会にうつが蔓延している
証しなのかもしれないと思った。