「ガラスの仮面」の50周年記念展へ行ってきた。
デパートの一角というので、そう期待せずに足を運んだのだが……まあそのくらいの期待通りという感じだった。
写真OKだったので、原画をたくさん撮影してきたけれど、他、なりきり箇所もあって。
入り口には、最初マヤが住み込みだったラーメン屋の岡持ちとぶちまけられたラーメンがあって、それを持って写真を撮れるスペースがあった。
……いや、撮りたいのはそういうんじゃない。
舞台でマヤや亜弓さんと共演する感じがいいよなあ、やっぱ。
お、「二人の王女」でそんな風に撮れそうだ、というスペースがあった。
でも、物語中にいくつもある演目の中で、これは私はあまり好きではなく。
「天の輝き」がよかったなあ。
あるいは、そのテレビ界で突き落とされたマヤのために見事な仇を取った亜弓さんの「カーミラの肖像」。
うーむ。
予感はあったけれど、私が個人的に求めるものがあまりない展示会だった。
行くかどうするか迷ったけど、「ガラスの仮面」は間違いなく私の青春であったし、手元に文庫版が10数冊残っているほどに愛着がある。
だったらやっぱり展示会にも行くべきだよね、と、事前準備=復習のつもりで読み出したら止まらなくなっている。
今回改めて思ったのが、50年経っても未完の、コミックスにして40巻を超える大作なのに、主要な人物は最初の一巻に全て登場していること。
マヤはもちろん、亜弓さん、月影先生、速水真澄、桜小路くん、マヤの劇団仲間。そして、幻の名作「紅天女」も既に語られ、すべてのすったもんだの原因になっている。
つまり「ガラスの仮面」とは、「紅天女」に向かって、ライバルと共に次々と難役をこなして成長する話。
役柄は変わっていくが、基本的にマヤの天才ぶりを披露するという展開が繰り返される。
なのに、全く飽きずに何度でものめり込める物語なのだ。
純粋に読者としてハマっていた学生時代にも思ったのだが、他にも演劇漫画は結構あった中で、引力と言うか読者を引っ張り込むパワーが全く違った。
他の物語だとあれれ、あっさりだなあ、などと感じてしまったほどで。
初めて目にしたのは、「嵐が丘」のヒロインの子役で舞台に立った場面。
どこかの病院の待合室で読んだ雑誌だった。
舞台で棒立ち、動かずに相手役だけを見るという様に他の出演者らが焦る。
けれどそれがかえって純愛を際立たせた、というエピソードだった。
で、そもそもどんな話なのか、この続きはどうなるのか、と興味を掻き立てられ、最初から読み始めて……いまだ取り込まれたまま。
正直、二人のどっちが紅天女を演ずるのか早く決めてほしい。
不定期連載になってから、いつどんなタイミングでどのように話が進んでいるのかを把握できずに今日まで来てしまった。
あちこちネット記事を検索すると、紫のバラの人との恋の行方、ライバルに不慮の事故、共演者も事故……とかとかで紅天女にはまだ届いていないらしい。
その辺り、全然読んでいないので、この度の原画展できっと最新コミックスが山積みだろうと、買う気満々だった。
のに。
アクリルなにやらとか記念の腕時計とか、購買部署にはそういったキャラグッズしかなく。
一周回って何も買わずに20分。
もうちょっとあれこれ……と思ってしまったのは贅沢かな。貴重な原画を見られたわけだし。
(了)
「雪月花」がお題の新作超短編(ヒューマンドラマ)。6分で読めます!
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「銀」がお題の短編(ヒューマンドラマ)。12分で読めます!
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14分で読めます! (恋愛)←ちょっと無謀なジャンル挑戦でしたが……_| ̄|○
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