定期的に全身の健康チェックをしておかないと、いつ何があるかわからない年頃になった。
それで、嫌々ながら、まめに人間ドックを受けている。
最近はそれ専門の部署を設ける病院も増えて、いろいろまとめて半日くらいで終わらせてくれる。
病人でない健康な人ばかりが検査のために集まってくるので、変な咳が移ったりとかの心配もなく、すごく儲かるのか知らないけど設備もキレイ。
なので、昔ほどどんよりな気分にはならないものの、やっぱりドッと疲れる。
レントゲンやエコーや胃カメラやらをあれこれ続けざまにやるのだから、慣れていないことには神経と体力を使うのだと思う。
まあ人間ドック当日は、要領よく短時間で終わるからいいとして。
憂鬱なのは、その事前準備と、事後。
事前は、これでもかってくらい問診票を書かねばならず、最近は誓約書みたいのも加わり、いつどの部位がどういう不具合があったかなど忘れてしまっていたりして、とても面倒。
が、これは前に受けたときに書いたもののコピーを残すことにしたので解決。
それから、実弾準備(つまり検尿と検便)。
これが本当に気鬱になる。つい忘れそうになるし、うまいこと期間内に採取できない不安があるからで。
それらをクリアして当日を乗り切ると、やれやれとホッとする。
が、数日後に送られてくる結果の中に、「再検査要」がついている項目があると、もう本当にゲンナリする。
こうなると人間ドック施設ではなく、該当の●●科のある普通の病院に予約を取らなくちゃならない。特にかかりつけがない一見さんだと「予約は半年後になります」とか平気で言われるのである。
どっか悪そうだから再検査なのに、そんな先延ばしでいいの? と不安になる。
今回、1項目引っかかって、まさにそう言われた。
でも、別の病院への紹介という形で割と早い予約が取れて、その初めてのところへ出かけた。
再検査したら問題なし。
けどその際、別の変なものが見つかり、そっちの検査のために細胞採取(つまり注射をぶすっと😱)。
その結果は郵送じゃなくて来院せよ、とのこと。
え、結構遠いんですけど。朝9時とかって、ラッシュに揉まれなくちゃならんのですが。
とも言えず、渋々出かけると、5分で「良好でした」と伝えられ、300円ちょいのお値段で終わり。交通費の方が高い……。
まあ、以後は経過観察で良いそうなので、良しとしましょうか……。
帰りに満開の桜を見て、ちょっとお洒落なカフェに入り、気分を上げました。
(了)
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