「カーネーション」(22/5/8) | 石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

日常で気になったことや、長い物書き志望歴で思ったことをランダムに綴ります。

 先日、BS12で放送していた「カーネーション」が終わった。

 

最初の朝ドラもオンタイムで見ていたし、再放送も見たし、再々放送も。今回は4度目の視聴。

 

なのにまあ、毎度毎度引き込まれ、ながら見ではなく真剣にセリフ一つ一つ、エピソードの一つ一つを丹念に見てしまった。

 

今回のBS12では、1週間分(つまり15分×6日分)を毎週月曜にまとめて一挙放送という形。

 

時間がないと言いつつ、1日1話ずつ、なんて地道な見方ができない。見出したら6日分一気に見てしまう力のあるドラマである。

 

以前再々放送を見た時の感想もこのブログで書いていた(→「朝ドラ『カーネーション』」)

 

そのときは、主人公糸子と不倫関係になる周防さんとの出会いの回に、脚本の巧さを感じたと書いている。

 

私は基本的に不倫的要素はあまり好きではないのだが、このドラマのこのパートは本当によくできていて、周防さんが素晴らしく魅力的だった。かぶりつきで見てました、はい。

 

今回は、もちろんそのくだりが楽しみではあったものの、そこに限らず全てにおいて大人のドラマだよなあ、と感心させられたことしきり。

 

その時々、その立場での自分のすべきこと、周りへの心配り、人と人とのつながりなんかを、失敗を重ねながら学んだり悟ったりしていく糸子なのだが、その年甲斐というか、その年齢なりというか、言動が「ちゃんとした大人」へと成長していくなあ、と思わせられるのだ。

 

最初は子供目線で怒られたり逆らったり。好きなことには一直線で、そのために必死でお願いしたり通い詰めたり。その最大の壁はいつもお父ちゃんだった。

 

でも、年月と共にそのお父ちゃんよりも立場も影響力も強くなっていく。親も祖父母も年を取っていくことを実感し「守られる立場から守る立場になったんだ」などと思うシーンがある。ホント、ちゃんとした大人だあと思って見てしまう。

 

また、腐れ縁の幼なじみに対しても。喧嘩してばかり、ライバル視してばかり。でも戦後に再会したとき、彼女は絵に描いたような不幸を背負っていた。救えるのは彼女が信頼して懐いていた近所のおばさんだけと糸子は見極める。が、このおばさんと糸子はあるきっかけで険悪状態、憎まれていると言ってもいい。でも糸子は幼なじみを助けてほしくて必死で頭を下げる。

 

こんなこと、大人の精神力を持ってないとできないでしょう。

私はこのエピソードに毎度ガツンと来る。泣けるほど好き。

 

そんな感じで、糸子は自分の大切な人や自分の誇り、そのために何をすべきかをいつも考えている。これぞ「大人」というものを得ていくように見えた。

 

これは、脚本の方がちゃんとした大人でないと書けないだろうと思う。……自分にできる自信はあまりない。

 

蛇足だけど、人生後半を担当した夏木マリさんが、見事に尾野真千子さんそっくりに演じていたのも見応えがあった。

 

次に再放送されることがあれば、また絶対に見るドラマ。

 

(了)

 

 

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