バイバイン(21/4/18) | 石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

日常で気になったことや、長い物書き志望歴で思ったことをランダムに綴ります。

今日のタイトル「バイバイン」とは、ドラえもんのお話の1つである。すごく印象に残っていて、最近よく思い出す。

 

のび太の大好きな栗まんじゅうが残り1個。食べるとなぜなくなってしまうのだ、と嘆くのび太にドラえもんが差し出した道具(というか薬品?)がこのバイバイン。振りかけると、5分で2個に増えるという。

 

その頃私も栗まんじゅうが大好きだったので、のび太の気持ちは十分にわかった。私もバイバインが欲しいと思った。

 

が、増えた分を家族で分け、友達にも分け、それでも1個残る。すると5分後に2個に、10分後に4個に、15分後に8個になってしまう。2時間で1677万7216個、それから15分で1億個を越すとドラえもんは力説。

 

「このままでは世界中が栗まんじゅうで埋まってしまう」とドラえもんが取った解決方法が怖い。残ったまんじゅうを宇宙に打ち上げて捨ててしまうのだ。あれから〇十年……今頃宇宙はまんじゅうだらけになっているはず。

 

……という、ネットでも話題になっているらしい、ドラえもんの恐怖回。

 

これは金融の複利計算であるとの考察も見られる。

5分で2個、10分で4個、15分で8個というのは、元の1個(元本)と増えた分(利息)が共に倍になるという複利。

単利ならば5分で2個、10分で3個、15分で4個。最初に残っていた1個(元本)だけが増えていく、という。

奥が深い話だったんですね……。

 

ただ、私が最近この話をよく思い出すのは、利息計算とかではなく、新聞チェックという自らに課すノルマのせい。

 

物語を創りたいと思うからには、世の中の動向チェックは欠かせないわけで。テレビやネットニュースも見るが、新聞で読むのが一番わかりやすいし、頭に残る。企画ものやエッセイなども、現代を映すヒントがあちこちに散らばっていて、ネタ拾いには必須だと思っている。

 

が。いかんせん、さぼり癖のある私は、つい日々の雑事の中で後回しにしてしまう。意外に時間を食ってしまう作業なので億劫で。

 

結果、2日分がたまり、4日分がたまり、8日分になり……その増え過ぎた量にげんなりして余計手をつけるのが面倒になり……。

 

と、計算的には違うのだが、この栗まんじゅうエピソードを思い出してしまうのである。やっと全部片付いたぞ、と思った途端に今日の夕刊が来て、その1個を残したままにしているうちに何故かまた8日分がたまっている、といったことを繰り返してしまう……何も新聞に限らず、洗濯でも掃除でも同じこと。もうたまった作業全部宇宙に捨ててしまいたい。

 

ところで、このドラえもん「バイバイン」の回を初めて読んだ時に私が抱いた感想だけど。

「食べてお腹に入った栗まんじゅうはどうなるのだろう?」というものだった。

お腹の中で倍々に膨れ上がり、数分後には食べた人の内臓や身体が――。


複利とか難しいことのわからない小学生には、スプラッタな、別の意味で恐怖な話に映ったのでした。

 

(了)

 

 

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