走るのは苦手(19/11/10) | 石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

日常で気になったことや、長い物書き志望歴で思ったことをランダムに綴ります。

 小学生の頃から球技が好きだった。休み時間のたった10分にポートボールしに走り出たり、道徳の時間がドッジボールに変わると大喜びをするクチだった。


 そういうスポーツ好きはスポーツ得意、転じて走るの速い。そう思われていたのかも知れない。が、走るのは苦手で嫌いだった。それは今でも変わらない。


 運動会のリレーの選手を選ぶ際、推薦されたことがあった。「私遅いから」と断ったのに、謙遜したと思われたらしく、結局選手にされてしまった。結果は当然ボロ負けである。「だから遅いって言ったでしょ」と推薦者に文句言ったが、今更。その後誰も私を推薦することはなくなった。


 というわけで、遅いから嫌い。ということもあるが、何と言っても走るのは苦しい。それが嫌なのである。


 特にマラソンがダメ。呼吸が苦しくなって手足がしびれるみたいになってきて、横っ腹が痛くなる。中学の時だったか、体育の時間に1000メートル走をやっただけで倒れそうになった。今後マラソンの授業は欠席しようとさえ思ったほどだ(小心者で、できずじまいだったけど)。


 けれど高校で入ったテニス部では、めちゃくちゃ走らされた。校舎を何周だったか忘れたが、1000メートルどころか、その倍や3倍くらいは走っていた。それも週3~4回のクラブ活動には必ず。


 ただ、これは耐えられた。テニスが好きだったからだ。テニスは走ってボールを追いかけ、打ち返すスポーツ。走る体力がなくては始まらない。つまり、テニスを上手くなりたい気持ちがあるからこそ、その基礎体力作りのための長距離走が我慢できたのだ。おかげで7キロを走るマラソン大会でもかなり上位に食い込んだのを覚えている。


 でもやっぱりマラソンは嫌い。走ること自体が目標だと、苦しさしか感じない。今時のマラソンブームが私には全然わからない。テニスが前提ならば走ることはできても、走るだけは苦手なのだ。


 近年、運動不足を感じるし、体重も気になるし、足腰も弱った。手軽に対応できるのがランニングだとアドバイスを受けたのだが、実行1日で挫折してしまった……。


 これはやはり、またテニスを上手くなろうという強い意志が必要かも。今更どこだかの大会に出て勝つのだ、という上昇志向もないが、楽しくテニスを続けるために。怪我をしないために。より筋肉痛が出なくなるために。


 そう思えばランニングも楽しかろう。


 と言い聞かせはするのだけれど、未だなかなか始められない。もう秋。この良い季節を逃したら、冬は寒さを理由にきっと出来ないよ、と自分を脅かしている今日この頃。

 

(了)

 

 

 
 

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