この執着、フツー? 2(19/8/25) | 石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

石の上にも○○年~物書き志望女のひとりごと

日常で気になったことや、長い物書き志望歴で思ったことをランダムに綴ります。

 先日、漫画に対する自分の執着が、あんまり一般的じゃないのかな、と思ったことを書いた。

 

 考えてみれば、漫画だけじゃないと気付いた。それは最近ハマッた宝塚の観方で思ったことだった。

 

 DVD、最初は全体の筋を追うのに精一杯だったのが、ご贔屓のジェンヌさんができるとその出番を繰り返し繰り返し観るように。そのうちそのお役の役割だったり気持ちだったりが自分なりにわかってくる。(←一度でわかれよ、って話だが)

 

 そして、表情、目線、言い回し方、指先までの動き。「ここのこれがいい!」といったお気に入りシーンができる。それをまたも5回も10回も観直す私は大丈夫か? と自分でも心配になるほど飽きずに繰り返す。

 

 やがてそのシーンの歌が自動的に暗唱され、無意識にところかまわず(電車の中とか通勤路とか(汗))歌っていたりする……何なら多少振りなどもつけて。ちょっと危ない人に見えること間違いなしである。

 

 宝塚は、結構大人数の場面が多いので、そのお気に入りのシーンを観ているうちに、ご贔屓さんだけではなく、他にも「このジェンヌさん、気になる!」となる。ご贔屓さんばかり見てたときは見過ごしていたこの方はどんなダンスや演技をしているのだろうか、と興味が広がり、別の視点で観たくなる。で、また同じDVDを全体を通して観るところから始まる。はい、スタートへ戻る、なのである。

 

 何度観ても飽きないどころか、次々と発見や発掘を繰り返し、どんどん膨れ上がっていく再視聴の欲求。どれだけ時間があっても足りない……そして家事や睡眠時間が削られていくのである……。

 

 そういえば。ドラマや映画の観方もそうだったと思い出した。

 

 好きな俳優さんの出ているドラマなり映画なり。録画やDVDを繰り返し繰り返し観ていたっけ。そのセリフや動きやBGMを完璧に覚え込んでしまうほど。

 

ドラマなら再放送のときに、映画ならテレビ放送されるときに、カットされる部分がある。それに気付いてしまうのである。また、洋画だったらチャンネルによって吹き替えや字幕のセリフが微妙に違ったりする。で、これはあっちの訳の方が合ってるよね、だとかを思う。

 

 何かもう、嫌がらせかってくらいの域の、重箱の隅人間なのじゃなかろうか、と不安になっている。

 

 ただ、作る側――物語を書く立場で考えると。そういう風に細かく読んでくれる誰かがいたら嬉しいな、と思うのである。セリフの一つ一つ、積み重ねるエピソードの一つ一つをめちゃくちゃ考えて作っているわけなので。読むのは普通一瞬で終わってしまうそういったところに引っかかってくれると、考えた甲斐があるなあ、と。

 

 なんて、自分の執着心がフツーじゃないかもしれない、という不安を、強引に前向きに捉えてみました……。

 

 

(了)

 

 

 

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