私事であるが、先日読売新聞のUSO放送に応募。「残りものに福浦あり ――ドラフト主催者」と。まあ、落ちたようなので誰の目にも触れていないが、本人自信作なのでここに記します。
9/22に52人目の2000本安打の偉業を達成したロッテの福浦和也選手は、ドラフトのとき全ての球団の最後の最後で指名された人――残りものだったのだ。
元々投手、でもバッティングセンスを買われ転向、イチローなき後首位打者を獲っている。ロッテが史上最大の下克上と言われた、3位から日本一に駆け上がった2010年の中心選手でもあった。千葉一筋、習志野高校からロッテに入って25年。実績もすごいが、人格者でもあり、記録達成の瞬間には心が震えました……。
でも、カウントダウンしながらも、達成してしまったら引退するのではないかと、ロッテファンとしては恐れも持っていた。それが、まだまだやりますとのコメントで安心したのも束の間。
大好きだった岡田幸文選手が引退宣言。自分にとってはゲリラ豪雨に遭ったような衝撃。
岡田は守備でお客を呼べる外野のスペシャリストだった。その一歩目の早さ、球に追いつくまでの加速、ギリギリでキャッチするのに楽々捕っているかのような美しさ。まさに魅せる守備。
ゴールデングラブを2度も取っているし、何よりここ2年ヒットがないというのに2軍落ちしないでいた期間が長かったことが、どれだけ守備で貢献していたかの証拠である。
普通の選手では普通にヒットになるであろう場所まで軽くアウトにしてみせるその守備範囲は、エリア66(66は岡田の背番号)と呼ばれたほどだ。私は球場で、あり得ない守備を3連続して相手の巨人ファンからですら拍手されたのを見ている。めちゃくちゃかっこよかった。
引退は本当に残念だけれど、胸のすくプレイを見せ続けてくれたことに、とても感謝している。
岡田に継いで、金澤、根元といった良い選手が次々引退表明をした。出場機会にあまり恵まれなかったけれど、みなどこかしらでここぞというプレイを見せてくれた選手ばかり。
ロッテに限らず、巨人の杉内、広島の新井、西武の松井、オリックスの小谷野、日ハムの矢野、中日の岩瀬、浅尾、荒木……ちょっと泣きそうなほどの豪華ラインナップ。
スポーツ界は入れ替わりが早いなあと思う。歌手や俳優も、旬の人が変わっていくのがやはり早いと思うけれど、スポーツほどじゃない。一般人でも、身近ないろいろなことがいずれ変わっていくことを象徴しているようにも見える。そんな中で生きてきたアスリートの人達は、普通の何倍もの濃い日々を送ってきたのかな、とも思う。
彼らの若い頃からの成長を見てきた身としては、時の流れに一抹の寂しさを感じている。でも引退する人も、大ベテランとして残る人も、まだ30代40代。
これまでその世界で培った体力精神力人間力が、次のステージで存分に生かされることを、願わずにはいられない。
(選手の方々の敬称を一部省略させていただきました
)
(了)
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