実は、あたしは、恋愛依存の傾向にある。

そのことに、昔から気付いていた。

小学生の時から、好きな人のいない日々をおもしろくないと感じていた。

高校から大学にかけて、

“カレシ”を切らしたことのないあたしを、周りは“恋多き女”だと言った。

だけど、そんなたいそうなもんじゃない。

ただ、

一人になるのが、

怖かっただけだ。

ずるいよね。

あたしは、そんな自分がとても、とても嫌だった。

精神的に自立していなかったからだ。

誰かに依存して生きることを、ずるいと思ったから、フリーライフを選んだ。

丸1年過ぎた頃、

あたしは一人でもやってけるじゃないと、、自分で自分を褒めた。

あの頃の一人で過ごしたクリスマスから、もう2年たとうとしている。

今年は、きっと、一人じゃない。

また、一人の人に依存してしまった怖さと、

安定した関係にどっぷりと浸かった安心感を、

ひたひたと感じている。

今日はホトホト疲れた一日だった。


頑張って体がボロボロになるのと、


精神的な疲れは、全然疲れ方が、違う。


今日はどっちかっていうと、後者の方で、疲れた。


深夜2時に終わって、寝ているダーリンに電話をした。


ダーリンがもう寝ていることなど知っていたけど、


いつも、夜の仕事に入るときは、


心配症の彼に留守電を残すことにしている。


今日も留守電に伝言を吹き込もうと電話したら、


すごく眠たい声で「もしもし」と、ダーリンがっ!!!





ものすごく嬉しかった。


つながらないと思っていたのにつながったことに、すごく感動したの。


やったーー!!って両手あげて喜ぶような嬉しさじゃなくて、


心にジワリジワリとしみてくる暖かい気持ちになったよ。



本当に心底疲れていたから、


その時、その瞬間、


彼の声が聞けて、


癒された。



「もしもし」と彼の声を聞いたら、


ポワンと体温上がった気がした。


あぁ、あたしって、すごく彼を好きなんだなぁと思ったよ。





しあわせって、きっとこういうことだな、なんて思ったり。


あたしも、彼のそういう特別な存在になりたいな。


「あたしの声を聞いただけで、体温あがる?」って聞いてみよう。


もしくは、


「あたしの声を聞いただけで、ボッキんきん、しちゃう??」って聞いてみよう。



カメレオンは、周りの環境に合わせて、体の色を変化させる。

周りに溶け込んで一体化することで、自分を守るために。

人間も似ているかもしれない。

あたしたちは、

常に依存できる仕事や、場所や、人を求めている。

なにかと、どこかと、誰かと、一体化したいと望んでいる。

なぜ?敵から身をまもるために。

あたしたちの敵は、暇な時間と、広すぎる世界。

つまり、その中で感じてしまう“孤独”だ。

だから、人は、“誰かと一緒”に、バカみたいに安心したりする。

時には、“誰かと一緒”になって安心したいがために、誰かに合わせたりもする。

そういう意味で、人間も、カメレオンだ。

だけど、一つの場所に長くいると、必ず何かしらの変化を求めるもの。

変化をもたらしたいと思って、

転職したいとか、

仕事をやめたいとか、

結婚したいとか、

引越ししたいとか、

新しい恋がしたいとか、

そう思っていたのに、いざ変化すると、ビビっちゃう。

何かを変えることによって、

手に入れようとしてるものは、

自由でキラキラしたもの何か、なのに、

自由って、実は、もっと怖かったりする。

誰にも干渉されず、

誰にも気を使うことなく、

好きなことをやってよくて、

そして、目の前には果てしなく時間が続いている。

それは、まさに親の干渉がうざかった10代の頃に思い描いた、自由な大人の世界。

でも、その中には、想像をこえて、寂しさも共存する。

だけど、今は、あたしの隣に彼がいる。

無敵。