かわいそうだから
カバーを掛けていたら、やたら静かなので、カバーを上げてあげた。
やつはさっそくヒーターの上に乗る。
あそこがやつの隠れ場所なんだろう。
私は毎回、注意する。
やつとの戦いだ。
やっぱりカバー掛けようかな。
やつと付き合ってると疲れる。
今の悩みは全部やつだ。
ヒーターの上に乗らなければまだ少しはかわいげがあるのに、ヒーターの上にばかり乗る。
姉が帰ってきたら嫌でもカバー上げていなくちゃならない。
いない、今だけ、カバーを掛けられる。
やつのお迎え記念日だと、母がケーキを買ってくれた。
やつのお迎え記念日なんか知らない。
しろのお迎え記念日は3月2日だ。
その日だけ大事。
しろは来た次の日には足を触らせてくれた。
手乗りの素質を持っていたのだ。
それに比べてやつはなんなんだ?
人に怯えるわりには、一匹にしたら、やりたい放題。
かわいくない。
カバーの刑3日目
やつにカバーを掛ける3日目。
カバー上げたらヒーターの上に乗るから、カバーは掛けっぱなしだ。
どうせカバー上げたってかわいくないし、ヒーターの上にばかり乗るし。
あいつ、私をバカにしてる。
わざとヒーターの上に乗って、注意させての繰り返し。
大嫌いだ。
昨日便秘薬を飲んだけど出なかった。
やつのせいで体調崩してる。
今日も寒いし。
ひんやりしてる。
昼ごはんは私が用意しなくちゃならない。
めんどくさい。
しろがいた時聴いていた、藤井風くんの音楽。
今は辛くて聴けない。
しろを思い出してしまうから。
火曜日の夕方までしかカバーの刑ができない。
姉が帰ってきてしまうからだ。
やつとの戦いが始まる。
今は静かにしてるけど、暴れるんだろう。
ペットを飼ってこんな辛い思いしなくちゃならないのは、しろが虹の橋で怒ってるんだ。
しろ、ごめんね。
ママは悪い子だよ。
しろしか愛してないから。
カバー掛ける
カバー上げたら、やっぱりヒーターの上に乗るので、カバー掛けてしまった。
やつの顔なんか見たくない。
なんでこんな子、飼ってしまったんだろう。
姉がいなかったら逃してた。
私にはしろしかいない。
しろが最後の子。
4月15日に虹の橋を渡った、しろが最後の子だ。
やつは悪魔。
私を困らせる、最悪な子。
姉が帰ってきたら絶対カバーを上げなければならない。
7.8月はカバーをできない。
必ずヒーターの上に乗るだろう。
しろはあんなに穏やかでかわいかったのに、それに比べて悪魔のようなやつ。
手乗りにならない、やつ。
怯えてばかり。
全然かわいくない。
早く夜になればいい。
明日は姉がいないから、スーパーの寿司をごちそうしてくれるそうだ。
姉は寿司食べないから。
今日の昼ごはん、質素だったな。
玉ねぎの炒め物だけ。
夜も絶望的だ。
犬や猫なら死んでるよ。
カバー上げてあげた
静かになったので、何かあったのかと思ってカバーを上げた。
やつはしろの定位置を陣取っていた。
そこはしろの定位置だから!
いないでよ!
鳴かなくなって静かでよろしい。
しろがいた時は静かで定位置で私を見守っていた。
手に乗らない文鳥は、文鳥じゃない。
何のために飼っているのかわからない。
エサあげて、水あげるだけ。
特別、芸をするわけでもないし、手に乗らないし、意味のない文鳥。
そんなやつと暮らしてると頭狂いそうだ。
人間に怯えて、心溶かすこともない。
家に来て1ヶ月半経つが、何も変わらず。
あんな子、問題児で、ペットショップでもいなくなってホッとしてるだろう。
しろが怒っているんだよね。
しろのこと絶対忘れないから。
私の最後の子はしろだし。
しろ以外、愛してない。