嘘つき 四歩目 | 景子のあれこれ

景子のあれこれ

楽しいこと、辛いこと、悲しいこと。
ここに吐き出して、きれいに昇華させてもいいですか?


大人に囲まれて育った。


実家で生活していた子供時代。


外面良し子の代表のようだった。


どんな気難しい大人とでも、難なくお相手できる。


さらっと嘘をつく。


…相手は気づいていたのか?今となっては確かめようがない。


親も呆れるほど、物怖じせず突き進む。


お世辞が上手。








つらっと嘘をつくので、自分でも本当か嘘かわからなくなっていた。


理由はわからない。


でも、ずっと面倒くさい大人の間で生きていく術だったのだと思う。


小さな時からいかに叱られないか、だけに特化していたようだ。


それくらい口うるさい人に囲まれていたのだ。


そんな私。


今は上手に嘘をつけなくなっている。


嘘のつき方がわからないのだ。








親元を離れたのが18歳。


それまでとにかくひどい潔癖だった私。


潔癖だけでは生きていけないことを知った。


クソ生意気で一番が好きだった。


その為の努力は惜しまなかったつもりだ。


ところが、あまり良い評価を得ることができずに苦しんだ。


人と比較される辛さ。


ゲームではないのに、負けた…と落ち込む日々だった。


いろんな努力をした。


学力。


どんなに頑張っても、頭のキレ方が違う輩には勝てない。


努力に努力を重ねてる人は、余裕や遊びがない。





仕事を要領よくこなす。


これも上手くいかなかった。


誰にどんな評価を受けるかばかり考えていたのだ。


上手くいくものまでゴテゴテとなった。


本当に悩みに悩んだ。


何年苦しんだだろうか。


上ばかりを眺めて、心はボロボロだったと思う。







そして、思った。


私にできることは何なのか。


人懐こいところかな。


フットワークが軽いところも。


あまりたくさんの良いところは見つからない。


でも、その良いところだけを一生懸命のばしてみよう。


上手く要領よくはできないけど、忘れずにやる。


必ずやる。


得意、不得意を作らない。


むしろ、不得意なものを得意なものになるようにぶつかっていく。


そうすると、周囲の人の信用を得ることにつながっていったのだ。


これは本当に心強い味方になっていったんだと思う。


そこが本当の自分のスタート地点になった。







気がつくと嘘がつけなくなっていた。


「ごめんなさい」


不得意だった謝る事が出来るようになっていた。


嘘をつく必要がなくなったのだ。


だから、自分の不得意なタイプの人と接すると、私はあまりあなたのことが好きではない…と伝わってしまう。


上手く取り繕えなくなっている。


結果的にどうなんだろうか。


年々ばか正直になっているように思う。


その為にできてしまった敵も。


なんで上手くこなしていけないのか、昔の自分なら…と思う。


でも、戻れない。


そんな人になってしまったのだ。


「あなたは正直に言い過ぎるのよね」


この言葉、何度言われただろうか。


人との上手な距離をはかる。


感情のコントロール。


これからの私の課題だ。








いくつになっても完璧な人なんていない。


人生は勉強の連続なんだな。