2月6日(火)から2月7日(水)
さぁいよいよトロンヘイム(Trondheim)を出ます。ホントなら今日の昼前にはトロンヘイムに着き、ちょっと観光した後に飛行機でオスロへ、その後オスロから夜行列車に乗ってベルゲン(Bergen)へ向かう段取りをしているところですが、前述の通りスウェーデン国内で列車の大幅な遅れに見舞われた影響で断念。振り返ると、オーレ(Åre)の次・終点のドゥビド(Duvid)からタクシーで代替輸送…という話だったのかなぁと思いますが、時すでに遅し。しかも、安さに目がくらんで払い戻しのできない切符を買ったので、この時点で約¥41000をドブに捨ててしまっています。
幸い夜行バスに空席があったので迷わず予約。運行会社はスウェーデンでネットブッス(Nett buss)という屋号でスタートし、現在ではノルウェー国鉄(Vy[「ヴェーイー」と読む])のグループ企業となったヴェーイーブス(Vy buss)。日本ではほぼ見かけない、濃いグレーのボディカラーを纏うカッコいいバスです。
実は私、バス好きが高じて地方公務員から民間のバス会社に運転士として転職し、コミュニティバスから高速バスまで経験して、この春で満20年になります。今回乗った車両はボルボ製ですが、コーチ(バス車体)の高級ブランド・ゼトラ(Setra)のバスを多数保有しています。このブランドを展開するカール・ケスボーラー社は現在ではダイムラーグループに属しますので、足回りは当然ベンツ製。ドライバーさんの運転技術も高いと思いますので、機会がありましたらご利用をお勧めします。
⬆︎前後もゆったりしたシート / USBポートとAC電源両方装備しています
1階は2×2列・2階はちょっと大振りのシートが2+1列の配列で設置されています。何も考えずにゆったりしたシートを予約したら、105NOK(約¥1500)の追加料金がかかっていました。
定刻22:45にトロンヘイム中央駅前を出発。この路線は日本の高速バスで言うとJRやウィラーエクスプレスがやっている「乗り継ぎ方式」で乗務員の運用がなされているようで、深夜2:20頃にオッタ(Otta)にある中継所へ到着。ここで30分ほどの休憩がありました。
外へ出てもいいとのことだったので周辺を散策。このブログを始めた頃、旅の計画のレポートで「Google Earthで見たら何もないところ」という主旨のことを書きましたが、24時間営業のコンビニもあり、これならバクチ的ではあるけどバス同士を乗り継ぐってのもアリだなと思いました。空席があれば、高くつきますが車内決済も可能。(クレジットカードのみ)
その後、冬季オリンピックが開催された町というか村・リレハンメル(Lillehammer)駅前とオスロ・ガーデモエン(Gardermoen)国際空港でお客さんを降ろしてオスロ市内へ。空港を出てしばらく走ると渋滞が発生。午前6時を回ったところだったので通勤ラッシュではあったのですが、この時期の北欧は午前8時〜9時前にならないと陽が登らないのでなんか不思議な感じでした。
定刻より30分ほど遅れて、オスロ中央駅(Oslo S)のすぐ北東側にあるバスターミナルに到着。
空港行きリムジンバスもここから出ているようです。
ちょうどキリがいいので旅日記⑧へ続く