#18 manishanisha インドのワイン事情 | 金魚写真家のひとりごと

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24年間、金魚を撮り続けて、わかってきた事。●●集客とかブログをやるよりも大事な事。
それは、思考(想い)、仕事術とマーケティングです。
そして、本業を継続する事なんだけど、これが難しいんだよね。私も含めて。

インド=牛を食べない、禁酒

 

というイメージをもたれている方が多いかと思いますが、多彩な人種、宗教、文化を持つ大国なだけに、”インドはこうである”、


と、ひとつの括りでは表現できないのです。

 

日本や多くの国で古くからあるように、インドでも太古の昔からお酒は作られ、飲まれていたし、インド国内で聖牛崇拝の強い
 

ヒンズー教徒が占める割合が高いゆえ、”インド人は牛を食べない”というイメージが強いと思いますが、ヒンズー教徒でも、
 

南インドの人は牛も豚も食べるし、インドには日本の人口を超える数の非ヒンズー教徒がいます。

 

しかも、インドの牛肉輸出量は世界一と言われているらしいです。

 

しかし、やはり飲酒の自由や、肉の入手(牛・豚)に関しては地域によって規制があります。

 

私のいるマハラシュートラ州は、お酒に税金がかからないゴアにも近く、大都市ムンバイがあるせいか、食べ物、飲み物、共に選択と入手の自由があります。

 

クラフトビールから、カクテル、ワイン、ウィスキーまで、なんでも買えるし、外で飲むことが出来ます。

 

お酒好きな私にとっては、うれしい限りです。(日本よりもお酒は高いですが・・・)

 

ワインが一番好きな私ですが、日本で1000円程度で買えるような外国産のワインに、インドで3倍以上もお金を払う気は全くせず、
インドではインド産ワインを飲んでいます。

 

日本のインド料理屋さんでも置いている”Sula"ワインは、日本にいたらあえて買うなんて
事は絶対しませんが、インドにいると、とても美味しく感じます。しかも、値段が日本と変わらないくらい、こちらでは高級ワインです。


そんなSulaのワイナリーは、マハラシュートラ州にあるのです。日本でいうところの、長野や山梨にあたる気候とでもいえるのでしょう、
マハラシュートラにはいくつもインドでは有名なワイナリーがあり、Sula以外でも、Sulaよりも安く、そして味も悪くないものがありす。


味の感じは、酸化防腐剤が入っていないような(入っているとは思いますが)、軽くて甘めなものが多いので、白はともかく、色濃くず
っしりとした赤ワインが飲みたい時は、物足りないのですが、気候的にそのくらい軽い方がいいのかな、という気もします。

 


(ラベルのデザイン、価格、味ともにバランスの取れたワイン。最近のお気に入り)

 

ワインボトルは、もちろんスクリュータイプです。”赤ワインは体に良い”、という言い伝えから、最近はインド人富裕層でワインを
飲む人が多くなりました。

 

(お酒を出してくれる飛行機では、赤ワインを頼むインド人がとても多く見られます。)が、店員はワイン
なんて飲まなければ、保管の仕方も知らない、なんて酒屋がほとんどなので、買おうとしたら、ワインボトルが熱で高温になっていたり、


という事態がよくあります・・・。

 

(文句を言って付き返すと、定員はその熱々ボトルのワインを冷蔵庫にしまっていました・・・。)

 

飲まない人の方が多く、コルクワイン(高額な輸入ワイン以外)なんてお目にかかれない、インドのワイン事情ですが、可愛いコルク
のボトルストッパーが最近よく作られています。まあ、ボトル=ワイン、というわけではないのでしょうが。

 

ショップでもご紹介していますが、手作りのユニークな木製のもの、ラジャスターンのセラミックのカラフルなもの、ボトルにつけて
並べると、ボトルがお喋りしているようです。

 

 

 

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