迷えば原点~その7~
「相手に伝わっているのは、<伝えたい>と体から溢れる気持ちです」
たとえば、自分の目の前に外人さんがいて、言葉が全く通じないとしよう。
このような場合、人は身振り手振りで思いを伝えようとするものです。
絵を描いてみたり、目的地まで一緒にいってみたり。怒ったり、笑ったり。
とにかくなんとかしようと必死になるものです。
そうすると、言葉なんか通じなくても、意外とわかり合えちゃう事が多い。
しかし、相手が同じ日本語を扱うとわかった瞬間に、人は言葉だけで相手を説得しようとしてしまう。
お互いがうまく分かり合えない時に、身振り手振りで必死に想いを伝えようとせず、なぜ、私たちは言葉だけで相手を説き伏せようとするのだろうか。
相手に伝わっているのは、実は言葉なんかではなく、なんとかして自分の気持ちを伝えたいという「必死さ」「真剣さ」なのではないだろうか。
もちろん言葉は大事である。
しかし、その前に、<あなたとわかり合いたいという気持ち>が大事なのかも。
言葉を振り回す前に、あなたと手と手を取り合いたいと意思表示する、そんな想いが。
相手を言葉で説き伏せても、心の底からは納得しないものです。
さぁ、先に手を差し伸べるのは、自分からですね!
想いは伝わる!
<全日本宮古島トライアスロン大会まであと24日>