トレーニングをしていて最近になって気づき始めた。
以前は、5キロくらい走ったら、心臓が飛び出そうにどきどきしていたから、
そうならないように、ランニングを続けてきた。
今では、かなりの長い距離を走れるようになったのだが、
5キロを過ぎる頃の心臓のきつさは、何も変わっていない。
1年前に比べるともちろん心肺機能も向上しているので、楽になってもいいものだが、
楽にならない。
その理由に、最近気づいた。
いくら心肺機能を高めても、それだけ高まっているのなら、以前の自分よりも、より早い速度で走ってしまうからだ。
おそらく、今後さらにトレーニングを積んだとしても、
心肺機能がさらに高まったとしても、
1年後も、5キロ地点では、「しんどい・・・」と思いながら走っているんだろうな。
つまり。
現時点の自分のパフォーマンスを100%出しているのなら、楽に感じる瞬間などないわけだ。
意外に、見落とされがちやね。こういうの。
でも、超大事。
自分を楽にするために、毎日がんばるんじゃないんだよ。
自分を鍛えてるんじゃないんよ。
なんで、毎日がんばってるかはね。
毎日、毎日、
「しんどい」「つらい」と思った時に、
走るのをやめない精神力と、肉体を鍛えているんよ。
100年たっても、楽になることはないんだ。
だって、それだけトレーニングを積んで、鍛えちゃったら、
もっと速いスピードで走っちゃうもん。
5キロ地点は、いつでもしんどいのよ。
そこで、歩いちゃだめなの。
大事なことやね。