苦しいときの考え方 | 迷えば原点

迷えば原点

医療法人翠章会 すまいる歯科 理事長・山村洋志明が書き綴ったブログです。

トレーニングをしていて最近になって気づき始めた。



以前は、5キロくらい走ったら、心臓が飛び出そうにどきどきしていたから、

そうならないように、ランニングを続けてきた。



今では、かなりの長い距離を走れるようになったのだが、

5キロを過ぎる頃の心臓のきつさは、何も変わっていない。



1年前に比べるともちろん心肺機能も向上しているので、楽になってもいいものだが、

楽にならない。



その理由に、最近気づいた。



いくら心肺機能を高めても、それだけ高まっているのなら、以前の自分よりも、より早い速度で走ってしまうからだ。




おそらく、今後さらにトレーニングを積んだとしても、

心肺機能がさらに高まったとしても、




1年後も、5キロ地点では、「しんどい・・・」と思いながら走っているんだろうな。




つまり。




現時点の自分のパフォーマンスを100%出しているのなら、楽に感じる瞬間などないわけだ。



意外に、見落とされがちやね。こういうの。




でも、超大事。





自分を楽にするために、毎日がんばるんじゃないんだよ。

自分を鍛えてるんじゃないんよ。




なんで、毎日がんばってるかはね。




毎日、毎日、




「しんどい」「つらい」と思った時に、




走るのをやめない精神力と、肉体を鍛えているんよ。





100年たっても、楽になることはないんだ。





だって、それだけトレーニングを積んで、鍛えちゃったら、





もっと速いスピードで走っちゃうもん。






5キロ地点は、いつでもしんどいのよ。






そこで、歩いちゃだめなの。






大事なことやね。