身内自慢をさせてください♪ | 迷えば原点

迷えば原点

医療法人翠章会 すまいる歯科 理事長・山村洋志明が書き綴ったブログです。

こんばんは!


大変、私事(新婚旅行)でしばらく医院を留守にしていましたが、体も心も相当リフレッシュできました。

支えてくださったすべての人に感謝いたします。


3年半、自分に何ができるのかと、そして、組織を創るということはどういうことなのかと、突っ走ってきましたが、もちろん走るのと同時にその答えを探し続けてきたのだと思います。


新婚旅行とはいえ、開業して、はじめて10日間も医院を離れ、すまいる歯科10人のスタッフに医院を任せたときに、追い求めていた答えが完全にわかりました。



その答えは・・・



「スタッフの成長を支援し、最高の愛で包み込む」


答えはそれでした。


わかっていたつもりでしたが、心の深いところまで落としこめました。






日本を旅発つ前、スタッフのみんなが口々に言ってくれた言葉・・・




「本当にゆっくりしてきてください」




涙がでるほどうれしかった言葉です。




すまいる歯科では、院長である僕が休みの日でも、何時でも、不安なことがあれば、電話してくるようにと常日頃伝えています。




事実、容赦なく、いつでも電話はかかってきます(笑)





でも、うれしいんです。





中には、スタッフの自立のためには、休みの日にはTOPは、スタッフに任せなければいけない!

と、講演で話す方もいますが、それもひとつの正解です。




でも、僕はスタッフを少しでも不安にさせたくない。


99%の自信があっても、「もしも・・・」があるのが、この世の中だから。


100%というのが、この世の中にはない以上、不安はつきものです。


その不安を1秒でも早くとってあげたいから、いつでも僕に電話をかけてくるように言っています。



でも、そのすべてが実は事後報告(笑)



いいんです。それで。




決定を僕にゆだねることはないんです。

全部、自分で判断して決めてくれています。


その判断が間違っていることはほとんどありません。


それは、常に「院長だったらこう考える」って思っているからだと思います。




そうはいっても、、


「自分の選択はあっていたのか?もっといい方法があったのではないのか?」


そういうことをいつも考える人たちなんです。


すまいるのスタッフは。


だから、すぐに電話がかかってきます。事後報告で。



僕が


「うん!それがベストだと思うよ!ありがとう!」



その一言で安心してくれるんです。

それで、スタッフの不安はなくなるんです。

スタッフの不安は1秒でも早く消してあげたいんです。


僕の1秒と、不安を感じているスタッフの1秒は、同じ1秒でも、感じる長さがまったく違うんですね。


まるで、気の置けない相手に、微妙なニュアンスのメールを打ったときに、なかなか返信がこないときの時間のように・・・




長く感じるんです。


そういう時間は。



いつも、



「○○さんは、どうしたいの?」



僕は質問されても、答えはすぐにいいません。


その文化が根付いてきたのかもしれませんね。



すまいるではいつでも僕に事後報告の電話をする。

そういう文化が3年半の間にできてきました。





それなのに、今回の旅行中に電話やメールは一切ありませんでした。


旅行前に、「いつでも連絡してくれ」と念を押したにも関わらず・・・





容易にわかります。




おそらく、スタッフの間で、「院長のいないこの10日間。いつもの何倍以上に冷静に、的確に判断し、院長がいたらこういう判断をするだろうと、常に考えて診療にあたろう!」

と、きっとやってくれていたのだろうと。



開業を2か月前に控えた篠崎先生が、副院長として、連勤でずっと支えてくれたこと。

背の高い犬塚先生が、いつも診療台の椅子を一番下まで下げて、患者さんの目の高さで話をしていること。

非常勤で働いてくれている笠原先生が、週に2日も来てくれて、熱心に診療してくれていること。

親友である吉廻先生が、休日返上でサポートに来てくれて、精神的にも支えてくれたこと。

チーフの川島さんが、全体を把握して、診療を滞ることなくコントロールしてくれたこと。

患者さんの信頼がもっとも厚い中村さんが、笑顔満点で、雰囲気をつくっていること。

TCの厳しい研修に参加して、初診のカウンセリングをがんばってくれている後藤さんがいること。

いつも周りを和やかな雰囲気にしてくれる、欠かせない存在の寺田さん。

いつも冷静沈着に、細かなところまで気がついてフォローしてくれる高嶋さん。

子供が一番信頼して、いつも子供目線でモチベーションをあげてくれる吉沢さん。

そして、すべてを安心してお願いすることができる実兄であるマネージャー。




この10日間のすべてが僕の答えなのだと思う。


旅の途中、実家に電話したら、兄であるマネージャーが常に、母親に「医院はなんの問題ないから、なんの心配もいらん。」と伝言してくれていました。




完全に先手を打たれています。


でも、その優しさがうれしいんです。







何のために人は生きているのか?




その答えがはっきりと僕には見えました。





僕にとって、昔から目標としていた夢があり、それを叶えた時の感動と興奮は忘れられませんでした。


しかし、その直後に、見事なバーンアウト症候群になっていたのも事実。




でも、この旅行中にスタッフが支えてくれたこと。


その笑顔と、言葉の力。





心から支えられたときに最高の報酬を得る。人間は。



お金ではなく、物ではなく。







もう少しも迷うことはない。





山村洋志明として、この世の中にできることを僕はやる!!




目指してきたものは、まだ3合目くらいでした(笑)






まず、1歩。