みなさんこんばんは!
岡崎市・豊田市の歯医者 すまいる歯科の山村でございます。
すまいる歯科が毎年参加している勉強会といえば、「地域一番実践会」なんですが、今年もベーシックコースに中村と後藤が参加しております。
行く前はさすがに緊張していた2人ですが、お互い役職を得てきたようで、今日も先ほどまで熱く作戦会議をしてきました。
女性というのは、外見も確かに大事なのかもしれませんが、この2人のように、燃えるような情熱を内側からだしていると、なんかオーラみたいなものがでてきて、美しく見えるものなんですね!すばらしい!
一年間、全力でがんばってね!!期待してるよ!
今日もはりきっていきましょう!!
さてさて、僕は10代~20代中盤までは、なによりもテレビドラマが好きだったんですよ。
確かに、トレンディードラマ(古っ)全盛の時代が青春時代だったので、毎日いろんなドラマをかじるようにみていたもんです。
でも最近見ないんですよねぇ。ドラマ。
そこで、少し考えたんですけど、きっと今は共感できないのかもしれません。
ドラマ見ても・・・
だって、今は困難なことが自分に起きたとしても、
「よっしゃ!やったるぜ!」ってすぐに思っちゃうから。
試練を克服する方が、面白いし、はりあいもある。
だから、恋愛ドラマとかたまにみても、好き同士なのに、何度もすれちがってる主人公たちを見ると、
「さっさと、好きですって、言わんかい!!おまえは!」
とか(笑)
「はよ、会いにいかんかい!!」
って、ウィスキー片手に叫んじゃうもん。
脚本もへったくれもあったもんじゃありません(笑)
だから、ドラマを見ていても楽しくないんですよね。
共感できないから。
そんな僕でも最高に好きなドラマがあります。
それは、
「王様のレストラン」です!(じゃ~ん!!)
もちろん知っている人も多いと思いますが、三谷幸喜の最高傑作といわれるほどのドラマです。
今から、軽く10何年前のドラマですけど、今見ても面白い!
傾きかけたレストランを松本幸四郎が演じる一人の天才ギャルソンが、再生させていくサクセスストーリーなんですが、もう最高です!
全話おもしろいドラマも珍しいですが、「王様のレストラン」はそうなんですよね。
ドラマ全体を通じて、個性的な登場人物が様々なトラブルや問題をひきおこすのですが、その解決方法がレストランの従業員を「チーム」として考えたときに、「チーム」として、いかに個人を機能させるのか?、長所を引き出すか?を表現している話が多いんです。
言い方を変えると、人にはそれぞれ個性があって、その個性をどれだけチームがひきたたせるのか?ということを教えてくれる作品です。
個人を生かすといっても、それは個人の身勝手な主張や長所を前面に押し出すのではなく、あくまでも「組織の中のひとり」として、その人の個性や長所を発揮する場を与えるという方法なのです。
それがまた、見事なんだ。これが。
松本幸四郎最高です(笑)
ドラマを見ていると、すまいる歯科にも参考になる話がたくさんあります。
組織と個人ってむずかしいなぁ。ほんとに。
ここから、難しいことを言いますが、つきあってくださいね(笑)
いきますよ!!
「王様のレストラン」が僕たちに教えてくれるのは、こういうことです。
その人の能力を最大限に発揮するということは確かに大切なことなのかもしれませんが、組織の枠を超えて発揮しはじめると、バランスがとれなくなることもあるのです。
例えば、接客が得意な人がいるとします。
いつもは問題なく過ぎているとしても、とても忙しくなってきて、次のお客さんが何人も待っているときに、
「私はこの役割が一番の長所なんだから」といって周りの状況を考えずにそのまま続けてしまうと、その瞬間に組織としてのストレスが溜まっていってしまいます。
周りの人は、「今だけは、なるべく早く終わっていただいて・・・」という考え方もきっとでてくるでしょう。
つまりは、自分の長所や個性を表現し、発揮するのは大事なこと。
でも、全体のバランスを考えなければその個性も長所も諸刃の刃になってしまうのです。
そのような行為はメンバーの反感を産み、亀裂が生じてしまう。
だから組織の中の個人というものは、あくまでも「最大公約数」でなければならないのです。
懐かしい言葉ですよね!
「最大公約数」とは?
~二つ以上の数字の共通の約数のうち、最大のものをさす~
思い出しましたぁ?
このテーマで考えてみましょう。
たとえば、その人が「100」という最大数値をもっていたとしても、組織が「70」までしかいっていないのなら、その人は「70」で、ものを考える「頭脳」をもっていないと組織としてはうまく機能しないんですよね。
これだけ見ると、なんか消極的に見える考え方に思えるかもしれませんが、大切なのは、組織がその人の「100」の力を発揮させてあげる状況をつくらなければいけないということなんです。
それはどうすればいいのか!
その人が、周りの人の持っている個性という能力数値を「70」から「100」に引き上げるような努力や気遣いを、毎日しているのかどうかなんです!!
自分が接客が得意なら、同じチームの中に片づけが得意な人もいるでしょう。技術が得意な人もいると思います。
そんなチームの人の仕事に共感し、評価している仕事ぶりをしているのなら、どんな忙しい状況になったとしても、周りの人は、
「私たちがあとはなんとかするから、あなたはその仕事をやって!」ということになるはずです。
つまりは、自分の能力を最大限に発揮したいのなら、その価値観を人に押し付ける前に、自分が他人を認め、その人がもつ最大能力数値をあげればいいんです。
そうすれば・・・
「最大公約数」が上がります。
組織とは、個人の集合体であり、その評価は「最大公約数」で決まります。
最近、「能力主義・個人主義」といわれる、私には言葉足らずとしか思えない言葉が独り歩きしています。
すまいる歯科も同じです。
私ひとりが走り回っていても、たかが知れています。
私がやりたい、信じている道を進みたいのなら、まずはメンバーのやりたいこと、信じてる道を認め、共感すること。
そうすれば、メンバーの能力数値がぐんぐんあがります。
そうすれば、私の最大能力数値に近い歯科医院をつくることができる。
そして、いつの日かメンバーたちが私をはるかに追い抜いていく日がもうすぐくるかもしれない。(もう来てるかも・・・)
そのときは、彼女たちが私の「最大能力数値」を引き上げてくれる。
そうすると、組織の「最大公約数」が上がっていく。
まさに「win-win」の関係です。
理想論って笑ってください。
でも、絶対、実現してみせる!!
本当に「王様のレストラン」はお勧めです!