WBC | 迷えば原点

迷えば原点

医療法人翠章会 すまいる歯科 理事長・山村洋志明が書き綴ったブログです。

いやぁ~。

めちゃくちゃいい試合でしたね!!

あそこで打順が回ってくるイチローもすごいですが、結果を残すのもまたすごい!

決勝戦で6打数4安打。

すさまじい。

あのセンター前ヒットは、テレビの前に座っている人たちに飛び込んでくるような、そんな当たりでしたね!

野球が好きで、好きで、今でも草野球をやっている僕ですが、こんなにも感動した日もありません。

岩隈投手も最高でしたね!

北京五輪の代表から外れたときは、悔しさで眠れなかったそうです。
胸に期するものがあったんでしょうね。
あっぱれ!です。


しかし、今回の日本代表のメンバーはすごい人が多いです。

なんというか、精神的に強く、そして、仲間を想う気持ちを持っている選手が揃っていますね。


「イチロー」選手
キューバ戦でのバント失敗したあとの、顔面蒼白な顔を画面から見たときに、胸がしめつけられる思いがしました。
打てないから、せめて、送りバントでもチームに貢献したいという思い・・・
でも、そういうときに限って、結果は気持とは裏腹にうまくいかないもの。
「心が折れかけていた」と語ったその言葉は真実だと思います。
あのセンター前ヒット。
何十年も語り継がれる打席になりますね。
イチロー選手ありがとう!!

「川崎」選手
てんつくマンのブログでもありましたが、彼の生き方。かっこいいです。
「試合に出ていなくても、いつも試合に出ていました」
そして、チームメイトを応援するその姿に、やはり人は、自分ではなく、仲間を思う心が強い人間が、いい結果を出すということも川崎選手から学びました。
僕なら、試合にでれないことでふてくされてしまうかもしれません。
でも、川崎選手は違いますね。
すごい選手です。

「村田」選手
ストイックな男です。表情をあまり変えない寡黙な選手ですので、誤解を招きやすいかもしれません。北京五輪でも、打てなかった時に、表情を変えないものですから、一部心無いファンがWeb上で、「やる気がないなら試合にでるな!」とまで、書かれてしまいました。
でも、彼のプロテクターには、「男・村田」の文字が書かれているんです。
男はしゃべりじゃない。結果で示すんだ!と言わんばかりのその姿勢。
かっこいいです。
東京ラウンドで活躍したときのコメントで「ずっと悔しい思いでいっぱいだった。まだまだ足りない」と語った村田選手を本当にカッコよくおもいました。
今回は負傷で帰国になりましたが、「男・村田」見せてもらいましたよ!


「松坂」選手
今大会も3勝をあげて、MVPに輝いた、松坂選手。
世界のエースです。
キューバ戦は、東京ラウンドで韓国に負けた後だっただけに、大事な試合。
そういう試合で勝っちゃう大輔はすごい!!
はんぱねぇ。
ノックアウト方式のトーナメントでは、準決勝が一番大事。
その試合で、しかもアメリカ相手に、試合をつくったんだから、MVPは当然。
なのに、松坂選手は、はっきりこう言った。
「MVPは岩隈くんだと思います。」
「僕は、運がいい。ついてる男だと思います。」

あんたは、最高だよ。その人間力。ほんとに。




「原」監督
僕が小さい時のヒーローは間違いなく原辰徳選手でした。
掛布対江川、小松対原。
巨人の4番は誰?という質問に、僕は原選手と答えると思います。
そんな原監督が率いたサムライジャパン。最高です。
今回のWBCは、私情や温情をかけずに原監督は勝負に徹しました。
調子の上がらない藤川選手も途中から起用せず、福留選手も決勝戦で外しました。
「調子の良い選手を使う」
就任当時から、言い続けていたことでした。
栗原選手、和田選手を代表から外し、亀井・内海・山口・阿部選手を代表に入れたときに、これまたWeb上で、「巨人の選手が多数選ばれている!やっぱり原もそういう采配なのか!」と叩かれまくりました。
でも、原監督は最初からわかっていたんですね。
試合に出せない他チームの主力選手を生殺しにして、チームに滞在させるよりも、自分のチームの選手なら、例え、1試合もでなくても、想いを伝えることができると考えていたんでしょう。
事実、巨人の選手は小笠原選手以外、まったくと言っていいほど、試合にでていません。

例え、試合にでていなくても、同じチームの選手を心から応援できる、他人のヒットを自分のヒットだと思い、喜べる。
そんな選手を原監督は選んだんだと思います。
これは野球の世界だけじゃなくて、すべての世界で言えることですよね。

「あなたがうれしいと、私も嬉しい」

そんな人間力に優れた選手たちの集まりが、
「サムライジャパン」なんですね。


素晴らしい!!



そして、最後に、
「青木選手」
 
彼は、今の日本球界で、ナンバーワンの打者だと思います。
そんな彼が試合後に語ったこと。

「北京五輪の悔しさもあった。北京でも3番バッターとして、起用し続けてくれた星野監督に感謝したいんです。」


日本中が、星野監督を非難しました。

匿名性を逆手にとって、言いたい放題、非難しました。

星野監督も辛かったと思いますし、ご家族も辛かったと思います。


WBCで連覇を成し遂げた夜。


天才打者・青木選手の口からでたのが、そんな星野監督を思いやるコメントでした。


















惚れてまうやろぉ~!!















今回のWBCで悟ったこと。



努力は大事。


才能も大事。


能力も大事。


運も大事。








でも、人を思いやる人間力。




これが、一番大事。







まじで。