みなさんこんばんは!!
日曜日はセミナーで東京にいっておりまして、なかなかブログを更新できず
申し訳ございませんでした。
この2日間は、夜はしっかり寝て体力は回復しましたよ。
今日もはりきっていきましょう!!
さてさて、前回は『予防歯科』ってなんだろう?ということで、『予防歯科』の考え方についてお話しましたが、今日は現在の日本の現状についてお話したいと思います。
歯科医院といえば、大きく2つのカテゴリーに分かれていると思います。
ひとつは『治療』、そしてもうひとつは『健診(検診)』ですよね。
今回はこの中で「健診」についてお話したいと思います。
日本全国の歯科医院の『定期健診』のデータについて、ある文献にこのように書いてありました。
『3ヶ月毎に歯科医院に定期健診にきている方の割合は・・・』
みなさんはどのくらいだと思いますか?
答えはなんと!!
4.5%です!
少ないでしょ。
そして・・・
『6ヶ月毎に歯科医院に定期健診にきている方の割合は・・・』
9%です・・・
そして、予防大国フィンランドやスウェーデンでは、その割合はなんと70%を超えているという話です。
そして、それは小学校、中学校では、半分習慣でいかせているようなんです。
その習慣が当たり前のことになっているとのことです。
つまりは『当たり前基準が高いところに設定されている』ということなんですね。
考えてみれば、そのとおりなんです。
日本での歯の健診シーズンはきまって年1回、5月か6月にあります。
そして、その健診で虫歯や歯肉炎がみつかった子が歯医者さんを紹介されるというシステム・・・
こんなことを繰り返していたら、歯医者さんとは、『痛くなったら行くところ』『悪くなってから行くところ』という意識が根付くのも無理はありませんよね。
以前につとめていた医院でもこんな出来事がありました。
電話での予約で、どうやらこどものお母さんからの電話でした。
「すみません、こどもの歯に虫歯ができたようなので、診てもらえますか?」というものでした。
そして、予約した当日、こどもさんをお連れになったお母さん。
僕も診療台でこどもさんを診ます。
詳しく診ても、虫歯はありませんでした。
どうやら、海苔か何かが、歯のかみ合う場所の溝につまっていたのでしょうか?
お母さんが見たときは黒く見えたようです。
よかった、よかった。
僕はお母さんに
「よかったですね。虫歯もなくて良く掃除できていますよ」
するとそのお母さんはこういうのです。
「すみません、すみません・・・虫歯と思ったのですが・・・」
何度も何度も僕にあやまるのです。
なんで、あやまるんですか!
僕は、とてつもなく悲しい気持ちになりました。
僕たち歯科医師はいったい今まで何をやっていたのだろう?
なにを伝えていたのであろうかと・・・
虫歯がなくて、よかったじゃないですか!
すばらしいじゃないですか!
更に健康な歯になるように、クリーニングをしましょうよ!
フッ素を塗って、歯を強化しましょうよ!
そのとき僕は、そのお母さんに一生懸命説明しました。
もし、歯の健康を確認することを楽しみに、歯科医院に来ることが、日本で当たり前の習慣として根付いていたのなら、そのお母さんは歯医者に虫歯が無いことをあやまるなんてことは絶対にしません。
習慣がないのです。
現在の日本では不安や、心配がなければ歯科医院にはいってはいけないのです。
それは、先ほど示したデータが如実に物語っています。
そんなの、悲しすぎます。
でも、今の日本では、ようやく『予防歯科』が認知されはじめました。
そして、全国レベルで言えば、『予防歯科』の分野で、必死にがんばっている先生たちがたくさんいます。すばらしい先生たちです。
割合でいえば、まだまだ少ないのかもしれません。
でも、そういう先生が現実にいることもまた、事実なのです。
僕も、微力ではありますが、がんばっております。
いつの日か、いや、必ず近い未来に、『歯が健康なのを確認しにきました』と、いう方が、あふれる医院を創る所存であります。
僕ひとりの力では無理かもしれませんね。
政治を動かさなければ、大きくは変わらないのかもしれませんね。
いやいや、そんなことはありません。
そうですよね。
僕はまずは足元を固めるつもりです。
そして、僕が出会った目の前の患者さんに、思いをぶつけていくつもりです。
その思いが伝わったなら、近所の先生も巻き込んで思いをぶつけていきます。
そして、岡崎を・・・
そして、いつの日か日本を・・・
ちょっとセンチメンタルに、なってみました(笑)
明日もいい日になるといいなぁ。
みんなではりきっちゃいましょうね!