未熟な僕が、人に気づきを与えようとする・・・
なんて傲慢な考え方なのだろうか。
伝わるわけがないだろう・・・
だって、未熟なんだから。
だったら、立派な人間になったら、人に伝えよう・・・
それだったら、僕は何歳になったら、人に思いを伝えられるのだろうか。
誰か教えてください。
未熟な僕が、人に思いを伝える唯一の方法。
「背中」
それしかなかった。
背中を見せるしか、なかった。
でもね・・・
本当に伝えられていたのだろうか?
「あたりまえ」って、なんだ?
99%の人間がやっている手段が、「あたりまえ」なのか?
それが、正解だと、誰が決めたのか?
総理大臣なのか?
もっともっと、すごく偉い人なのか?
人を思いやる、その心が一番大事なのではないのか?
そして、それを高らかに語っている僕は、本当に人を思いやっているのか?
自分のエゴに人をはめようとしているだけじゃないのか?
聞こえの良い理想論を、人に押し付けて、それに外れた人間を否定しているのではないのか?
僕はそんなに偉い人間なのか?
教えてください。
すべての要求をかなえることが、素晴らしい人間の基準ですか?
TOPの基準ですか?
僕はそのように生きれば、人から、褒められるのですか?
・・・
僕は、人から褒められるために生きているのですか?
迷って、
間違えて、
信じて、
悩んで、
人を傷つけて、
良い人間になって、
悪い人間になって、
理想を語って、
欲に振り回されて、
笑って、
怒って、
泣いて、
おびえて、
自分のことを認めてもらいたくて・・・
でもね。
そんな、未熟すぎる僕についてきてくれる人がいるんです。
例え、僕がカラスが白いと言っても、
「あなたが白いというのなら、私も白いと信じます」
といってくれるスタッフがいるんです。
体調が悪いのに、僕の話を聞いてくれる愛する人がいるんです。
だから僕は、へこたれることができないんです。
負けるわけにはいかないんです。
自分のすべてを失っても、守らなければいけない人がいるんです。
だから、前を向くんです。
転んでも、起き上がるんです。
自分が人間らしい生き方をして、示したいんです。
覚悟は決まりました。
「俺についてこい!!」
だって未熟だけど、想いは、世界で一番だから・・・