夏休みにコロナ禍で2年間積み立てた
旅行貯金で
旅にでるそうだ
(極貧でもそれはそれこれは、これだそーだ……謎)
実は2人ではなく、年末年始または、
出雲にも一緒に行った
Ｙ君も一緒(笑)
このＹ君は、子犬と趣味思考がとても似ている
人見知りであの特殊な感覚の子犬と
ウマが合うというか、
合わせられるＹ君は
凄く大人だと思う……
そして、何より明るい🌞子犬より
そんなＹ君は6月頭に突然の辞令で
大阪の某会社に昇格して出向となった
隣町の会社の近くに住んでいたのに
辞令後1週間で関西に飛んで行ってしまった
サラリーマンあるあるだよなぁ
当然彼の住まいもそのままで
平日はホテル暮らし
週末に新幹線で帰ってきて引越しの準備と
休みであっても休みでない可哀想なＹ君の
週末
送別会と言いつつ、
飲み会はこちらに帰ってきた週末に
何度も行われ
本当に本当の最後は子犬と大好きな食べ放題へ出かけた
別れ際に握手をし 子犬は
全く知り合いもいない し
仕事内容もアヤフヤな所へ行くのを阻止できなかった事を申し訳ない
と、話していたなぁ……
(いちょう子犬の部下なので)
Ｙ君は、
それでも昇格を推薦してくれて感謝しています。お給料上がるし！！
新たな世界に飛び込んで適当にやるんで！
週末でも来てくださいよォ
新幹線乗ればすぐだし余裕でしょ(笑)と
二人を見ていてなんだか微笑ましかった
その次の日マンションを引き払い
いつもいるはずのマンションにはＹ君が居なくなった
その道を通ると子犬はちょっぴり寂しそうだ
その後……
Ｙ君からもよく電話があり
子犬と頻繁に長電話をしている
話している内容は仕事のことではなく
お互いの趣味の話やダジャレなど……旅の話
一方私は
最後のパートの日を迎えた
2週間振りの早番で
正直ダルすぎてズル休みしよーかと、
思ったくらい……
だが、社会人として当たり前だが出勤した
ら……ら……
ロッカーに沢山の貼り付けた袋
貼り付ける場所がなかったのかダンボールが2箱も置かれていた
その中には小さなメモや長いお手紙
そして、私は甘党なのか？ってくらい
お菓子類がまさに山のようにあった……
私はここに務めてキツくて辛くて
自分から匙を投げたのに
こんなにたくさんの人が労いの手紙をくれた
休みなのにわざわざ会いに来てくれた人まで居た……
また、私は別れを経験したのだが
今回はこんなに私のことを思ってくれた人が居たんだ……と、それに驚いた
最後の日にLINE交換を頼みに来た人も居た
そんなに親しくもなかったと思うのだが……
私は初めてのこのパートの仕事で
たくさんのキズナも得たんだなぁ……と
心から感謝する最後の日となった
私の顔を見たら泣き出す人までいて
ええええええええええええって感じだった
意地悪や感じ悪い人が沢山いたけれども
私が子供の頃から心に思っていたことは
優しさを忘れてはならないという強い思い
優しさとは曖昧だけれども
私なりの心の指針を分かってくれたり
感じてくれた人が
このたくさんの甘いお菓子に詰め込まれているのかな？
このパート先でも私は何かを残せたのかな？……と、IDカードを返す時に思った
上長は、 考え直せない？と……また一言
お世話になりありがとうございました
と、頭を下げた
ありがたいなぁ……と、何度引き止めてくれて……と、心で思う
帰りに出口まで送ってくれたその上長
振り返るとまだ見ていてくれた
なんとなく後ろめたくて
何となく歩きながらごめんなさいと
心で呟いた
何度も振り返り頭を下げた
見えなくなるまで見送ってくれたこの上長
本当にありがとうございました……
制服などをクリーニングに出したので
それを返しに行った日が
私の最後の日
その時にもう一度お礼を言いたいと思う
私も子犬もサヨナラの6月
夏のような暑い日が終わった……
さて、背筋を伸ばし前を向き
今後は、失業保険を貰い
その後時短のパートを探そう
この歳でも雇用してくれる所があればいいのだが……
最後に……
子犬から……お疲れ様
ありがとうと……小さな優しさをくれた
私は幸せ者だと気づいた
6月も終わり7月になった……
では(o・・o)/