最初に聴くならこのアルバム ~ジェームス・ブラウン編~ | ジュニチエガワのブログ ~おなかへったーず~

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歌う・作る・働く。シンガーソングライティングサラリーマンです。
ぐだぐだ語ります。

キャリアの長いアーティストの作品の中から
「初めて聴いてもピンとくる」という基準で
僕の独断で選んだものをご紹介するこのエントリ。
今回はジェームス・ブラウン編です。

「キング・オブ・ソウル」
「ソウル・ブラザー・No.1」
「ミスター・ダイナマイト」

など数々の異名を持つ男、ジェームス・ブラウン。
間もなく彼の伝記映画が公開されるとあって、
「ちょっと聴いてみようかな」という方もいらっしゃると思います。

ただ、彼の場合アルバムの数が膨大、
なおかつ結構適当なところがあったので、
「別のアルバムに同じ曲」とか
「スタジオで録った曲に歓声かぶせてライブにする」
とか、よくあるんですよ。
当時はシングル盤に重点を置いていたんですね。

じゃあベストでいいじゃんって話なんですが、
ベストも乱発気味で選曲が今一つなものも多いんです。

今回はそんな彼の作品の中から
初めての人にもお勧めな作品を3つセレクト。
お好みに合わせてどうぞ。


生まれたばかりの「ファンクの息吹」!切れ味鋭い1枚。
「アイ・キャント・スタンド・マイセルフ」1968年
アイ・キャント・スタンド・マイセルフ/ジェームス・ブラウン

¥1,080
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やがてファンクと呼ばれるようになる
新しい音楽のうねり。
この頃のJBのシングルはどれも実験的でスリリング
日に日に進化していくのが分かります。
そんな時期に出たこのアルバム。
どれもパンチが効いててたまりません。
僕がJBにハマったきっかけのアルバムです。

特に冒頭の3曲
1. アイ・キャント・スタンド・マイセルフ (パート1)
2. ゼア・ウォズ・ア・タイム
3. ゲット・イット・トゥゲザー (パート1)

この流れがもう有無を言わせぬカッコよさ。

ジャケットのちょっとファニーな感じで騙されちゃいけません。

この曲のみ白人バンドがバックを担当してるそうです。
この絶妙なアレンジは凄い!


JBの絶頂期の編集盤!バックの演奏も神がかり的!
「ファンク・パワー」1996年
ファンク・パワー/ジェームス・ブラウン

¥2,307
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大名曲「セックス・マシーン」によってJBのファンクは完成、
その後も傑作曲が続々生まれました。
ただその時期のアルバム「セックス・マシーン」
「スーパー・バッド」はいい曲入ってるんですけど
 いわゆる偽ライブ仕上げなので挙げにくいんですね。
そこでこの編集盤の登場。
JBの絶頂期、1970年頃のレコーディングがまとめられています。

1曲目から「セックス・マシーン」!
続く2曲目は「スーパー・バッド」!

代表曲がバンバン登場、テンション上がりまくり。
ぜひ爆音でどうぞ。

またジャケットがかっこいいんですよね。


やっぱりJBはライブ!ものすごいエネルギーの塊に襲われる!
「ソウルの革命」1971年
ソウルの革命/ジェームス・ブラウン

¥1,080
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ソウルミュージックの殿堂アポロシアター
JBはここで数々の伝説を作っています。
ライブ盤も生涯で4枚リリースしています。

こちらはその「ライブ・アット・アポロ」シリーズ3作目
今回はアップテンポの曲中心でぐいぐい押していきます。
まあこれが凄いこと!!
間違いなくシリーズの中では最高だと思います。

全盛期のJBってやっぱりすごい!
普通の人は1回するだけで喉を潰してしまいそうなシャウトを
1ステージぶっ通し、しかもダンスしながら。
もっと映像が残っていたらなあ…。

同時期のライブ盤「ライブ・イン・パリ'71」
超絶おすすめ。

この曲はアルバムに収録されてるわけでもないし、
時期も違うけど必ず観ておくべき一曲!↓