カブオ: (熱心に)トクコ、聞いてくれ!新NISAのつみたて投資枠って、本当にいいんだよ。毎月少しずつ投資して、将来のためにコツコツ貯めていけるんだ。
トクコ: (不安そうに)でもカブオ、投資ってリスクがあるんでしょ?お金が減っちゃうこともあるって聞いたわ。
カブオ: 確かにリスクはあるけど、つみたて投資枠なら分散投資ができるから、リスクを減らせるんだよ。それに、長期的に見れば、株式市場は成長していくことが多いんだ。
トクコ: それでも、私はタンス預金が安心だと思うの。お金を目で見て確認できるし、引き出すのも簡単だし。
カブオ: でもトクコ、タンス預金はインフレに弱いんだよ。インフレが進むと、お金の価値が下がっちゃうんだ。せっかく貯めたお金が、将来には少ししか買い物できなくなるかもしれないよ。
トクコ: (考え込む)そう言われると不安ね。だけど、やっぱりリスクを取るのは怖いわ。
カブオ: じゃあ、少しだけ試してみないか?全額を投資するわけじゃないから、リスクも少ないし、実際にどうなるか体験できるよ。
トクコ: うーん…じゃあ、少しだけならやってみてもいいわ。でも、ちゃんと説明してね。私が納得できるように。
カブオ: わかった!一緒に勉強しながらやっていこう。将来のために、一歩踏み出してみようよ。
(カブオが投資の本を取り出し、トクコと一緒に読み始める。)
ナレーター: こうして、カブオとトクコは新NISAのつみたて投資を始めることに。夫婦で協力しながら、少しずつ投資の知識を深めていくのであった。
タンス預金とは、現金を自宅などの手元に保管することを指します。タンス預金のデメリットは以下の通りです。
1. 盗難や災害のリスク:自宅に現金を保管することで、盗難や火災、地震などの災害による損失リスクが高まります。これらのリスクに対して現金は非常に脆弱です。
2. 利息がつかない:銀行に預けていれば、少なくとも利息がつきますが、タンス預金では利息がつかないため、お金が増えることはありません。
3. インフレーションリスク:インフレーション(物価上昇)が進行すると、現金の価値が目減りします。銀行預金や他の金融商品ならば、少なくとも一部のインフレリスクをヘッジすることができますが、現金ではそのような対策ができません。
4. 管理の煩雑さ:大量の現金を安全に管理するのは困難であり、また、紛失のリスクもあります。特に高額になると保管場所の確保や安全性の確保が大きな課題となります。
税務上の問題
タンス預金は税務当局に申告されないことが多く、脱税と見なされるリスクがあります。特に相続や贈与の際に問題が発生することがあります。
6. 利便性の低下:大きな金額をすぐに現金で使用するのは難しく、特に現金を持ち歩くことが必要な場合、盗難や紛失のリスクが増大します。また、キャッシュレス決済が普及する中で現金のみでは対応できない場面も増えています。
これらのデメリットを考慮すると、タンス預金よりも金融機関を利用する方が安全で効率的な資産管理ができるといえます。