6月1日 8期生小6国語 | ジャングルジムブログ

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埼玉県所沢市にあります中学受験専門塾ジャングルジムのブログとなります。

今日はジャングルジム模試で行った合不合の解説を行いました。

 

物語文では、以前通っていた学校でトラブルがあって地方に移って暮らしているという設定であったり、今が幸せでそれが失われたらどうしようという不安を抱えているという浄土教が流行ったきっかけのような心情については中学受験についてもはや定番のものとなってるものが出題されていましたので、今までにやった物語で得た経験というのも活用していきながら読んでいけたのかなと思います。

 

論説文についても、利他というテーマでこれも頻出となっています。

入試問題でも同じようなテーマを扱ったことがあったかと思いますが、何とかしてあげようという思いがゆくゆくは相手を支配してしまうということにつながってしまうという話には、中学受験について現在進行形で何とかしてあげよう(というか何とかしないといけない)とする立場の自分は考えさせられてしまいます。

 

私の授業の質が合否に影響はするのでしょうが、直結するわけではないとは思いながらも、やるのは生徒たちだからと突き放してしまうような考え方も私はあまり好きではありません。

 

目の前の生徒を何とかできるのは自分だけだということを先生が思い、同時に、自分を何とかできるのはこの先生だけだと生徒が思ってくれるという“思い込み”や“勘違い”が重要なんだという話を豊島岡か明大明治の入試問題に見た記憶があるのですが、自分もそのような考え方に近いのかなと思います。