この春期から今までとは異なる学校の入試問題を扱うこととなりました。
今までの学校もかなりレベル（クオリティー）の高い問題だったのですが、今回の学校は女子校ということでさらに難しかったのではないかと思います。
ここでいう難しいというのは
・文章の内容が難しい（全てを理解することはほぼできないので、理解できるところとできないところを上手く分けなければならない）
・点数を取るのが難しい（今まで４つの選択肢だったのが一つ増えて５つになり、一気に正答を出しづらくなった）
というところだったのではないかと思います。
また、今回から抜き出し問題も出題されるようになり、なかなか見つからなくて時間だけが過ぎていくということも点数が上手く集められなくなる要因となるかと思います。
ただ、この抜き出し問題についても、
抜き出す内容は大体わかっているがそれが見つからない
という場合は初読で言い換えを捕まえていくことが経験を重ねていくことでわかってきたり、さらに文章をたくさん読んでいくと“ここは抜かせたいだろうな”という“抜き出しスキーマ”というようなものも育っていきます。
しかし、抜き出す内容もあまりわかっていない
という場合は聞かれていることに答えるという基本に立ち返らなくてはなりません。
自分が正解できなかった問題について、何が原因かということをある程度具体的にわかっておけるようにすることが、成績であったり解く速さの向上につながってくるかと思いますので、集団授業でありながらも各自がどのように読んだのか解いたのかということを明らかにできるような授業を心がけました。
解説しているときに何問か私も誤答を示しましたが、何が原因だったのかということを意識してもらえればいい学びになったと思います。
５日間あるⅠ期のうち、後半２日間は社会科を行いました。
Ⅱ期は５日間国語を行いますので、１問１問を大切に取り組んでまいりたいと思っています。
