今日は東京都三鷹市にあります、法政大学中学高等学校の塾対象説明会に2名で参加してまいりました。
新所沢からですと、国分寺まで出てそこからJR中央線で吉祥寺駅まで行き、京王線に乗り換え1駅井の頭公園駅から徒歩約10分で着きます。
吉祥寺駅から歩いていくこともできます。
だいたい1時間と少しあれば到着できるでしょう。
この学校の説明会には今年で3度目となりました。
2017年の学校図鑑は向後先生が、2018年の学校図鑑は居木先生が書いてました。
居木先生は今年度から別の仕事に専念するとのことで、塾からは現在離れています。
会の始めに学校紹介ビデオが上映されました。
この学校のことがよくわかる内容となっていました。
2007年に新校舎に移転してから10年以上経ちましたが、校舎はまだまだとても綺麗です。
次に、学校長の岡先生よりご挨拶がありました。
大看板となっている法政大学は今年全国1の出願数となった大学で、岡先生曰く、卒業生が世の中の先頭を走っているという印象があるとのことです。
付属生は、大学に入学してからもリーダーシップを発揮して活躍する学生が多いとのことです。
また、文系・理系に分けないという点を戦後教育の原点と捉え、バランスのとれた教育活動を行っていくとともに、教員それぞれの強い個性という独自の味付けを加えることで、受験にとらわれない様々な教養が身につくというお話にはなるほどと思いました。
次に教育内容について、教務担当の植月先生よりお話がありました。
今日の説明会で何度も登場した言葉が“文系・理系に分けず、総合的な学力を”ということで、これは浅く広くと解釈されがちですが、先ほどの岡先生のお話にもあったように教員の強いこだわりが随所に見られる授業内容となっているので、教科としてはたくさんあるのですが、内容は深いものとなっているとのことです。
また、高1〜高3の夏季、冬季特別講座や、高2〜高3の必修選択、進路が内定した後の高3の3学期に行うプログラムと、自分の興味や関心に合わせてバラエティに富んだ授業を選択し、学びを深めていくというカリキュラムも付属校ならではの特徴です。
2018年の卒業生進路ですが、卒業生225人のうち、83.1%にあたる187名が法政大学に内部推薦にて進学しました。
また、他大学には34名が進学しました。法政大学推薦資格は卒業生の94.7%にあたる213名が取得したとのことです。
これは、学年の人数の上から〇〇人までの枠が大学から用意されているという相対評価ではなく、学校が設定した基準を満たせば、学部ごとの制限こそあるものの、全員が法政大学に進学することも可能という絶対評価的な仕組みとなっています。
希望する学部は、席次が上位の者より選択していくという形式です。
最後に入試について、入試担当の工藤先生よりお話がありました。
今年の中学入試結果はこのようになっております。
今年は男女ともに手続き率がとても高く、繰り上げ合格候補者が繰り上げ合格となる割合が極めて低いのが特徴でした。
この学校の合格発表はこのように合格者の人数に近い人数が繰り上げ候補者として発表されるのですが、
今年は、第1回男子 繰り上げ候補者13名→繰り上げ合格0名
第1回女子 繰り上げ候補者36名→繰り上げ合格4名
第2回男子 繰り上げ候補者26名→繰り上げ合格0名
第2回女子 繰り上げ候補者29名→繰り上げ合格0名
第3回男子 繰り上げ候補者19名→繰り上げ合格1名
第3回女子 繰り上げ候補者35名→繰り上げ合格1名
の計6名のみで、例年の繰り上げ合格人数
2018年→計35名
2017年→計13名
2016年→計18名
2015年→計17名
2014年→計52名
と比べても圧倒的に少なく、多くの受験生と保護者の方を最後までドキドキさせる結果となったのかなと思います。
入試評定点の結果はこのようになっています。
難問奇問は出さず、幅広い基礎力を確認するテストとなっていますので、問題自体は難しくありません。
しかし、平均点が高く特に算数の合格者の平均点はどの回も130点近くなっています。
この学校の算数の問題は1問7点の計算問題が2つと1問8点の問題が17題という形式になっているので130点を取ろうとすると、間違いを3問以下に抑えないといけなくなります。
その場である種のひらめきが要求される問題や特別な算数のセンスが要求される問題は出題されませんので、解き方をきちんと理解していて、当日落ち着いて処理することが重要です。