1月24日 小5Gクラス社会 | ジャングルジムブログ

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今日から昭和時代に入り、ついに歴史もクライマックスに入りました。

 

大正時代から続く知識としては、“日本の経済の状態がかなり悪かった”ということです。

これは、強引に満州を植民地としようとする動きにつながります。

 

日本の経済が悪化していったきっかけは以下の4つが主な原因です。

①大戦景気の反動不景気

②関東大震災

③金融恐慌

④世界恐慌

 

1929年にアメリカのニューヨークで発生した不景気が世界中を巻き込みます。

この世界恐慌は日本にも影響を与えました。

世界恐慌に対する各国の対応としては

アメリカ→ニューディール政策

ヨーロッパ→ブロック経済政策

ソ連→経済の仕組みが異なるため影響受けず

日本→帝国主義政策

となります。

ニューディール政策、ブロック経済政策、帝国主義政策はそれぞれどのようなものか詳しく覚えておきましょう。

 

1930年のロンドン海軍軍縮会議に日本軍部が反発したのもわかるでしょう。

武力を背景に新たな植民地を獲得することによって、世界恐慌を乗り越えようとしていたためです。

 

そして、1931年に満州事変が起こります。

どのような内容だったかをしっかり復習しておきましょう。

 

1932年には満州国の承認に反対であった犬養毅が暗殺されます、五・一五事件です。

犬養毅は、五・一五事件で暗殺された首相というイメージが強すぎますが、護憲運動で尾崎行雄とともに活躍し、憲政の神様と呼ばれていたこともしっかり覚えておきましょう。

五・一五事件で政党政治は中断しました。

 

1933年にリットン調査団によって満州事変の自作自演がばれると不服として日本は国際連盟を脱退します。

当時の日本のような“ルール違反”をしている国に対して国際連盟が武力制裁できなかったということも知っておきましょう。

 

1936年の二・二六事件は、陸軍の青年将校のクーデターですが、そのクーデターは失敗しています。

しかしながら、軍部の力は強くなり、以後軍部が政治を動かすようになったということと、二・二六事件で軍部を批判した人は治安維持法によって処罰されたということはしっかり理解しておきましょう。

 

日露戦争で自信をつけた軍部は、シベリア出兵で軍だけで色々できるという自信を付け、昭和に入って暴走したというイメージです。

 

1937年に日中戦争が開戦します。

戦争は、きっかけを覚えることが大切でしたね、日中戦争のきっかけは、北京郊外で起こった盧溝橋事件です。

日本の予想に反して、当時対立していた毛沢東率いる国民党軍と、蔣介石が率いる共産党軍が手を結び、戦争は泥沼化します。

 

そして、1938年に日本は国家総動員法を制定し、ヒト・モノ・カネを戦争のために動かせるようになりました。

 

1939年には第二次世界大戦が始まり、日本は日独伊三国軍事同盟を結び、同盟国側で戦います。

この第二次世界大戦も戦争ですので、きっかけを覚えなければなりません。

第二次世界大戦のきっかけは、ドイツがポーランドに侵攻です。“ドイポ”と覚えましょう。

 

1941年には太平洋戦争が始まります。

これもきっかけを覚えましょう。

真珠湾とマレー半島を攻撃したということがきっかけです。

 

1942年のミッドウェー海戦を境に日本は各地で敗戦を重ねるようになります。

1943年にはイタリアが降伏します。

1945年の出来事は月日単位で覚え込みましょう。

古い順に並び替えろという問題がよく出ます。

 

入試問題を見てみましょう。

 

まずは、大正時代の復習として一昨日の渋谷教育学園幕張中学校からです。

 

2018年、開成中学校からです。

(1)は是非今のうちからできていてほしい問題の一つだと思います。

(2)は難問ですね、アメリカの大統領が世界恐慌をニューディール政策によって乗り切ろうとしたフランクリンルーズベルト大統領だろうという絞り込みはできた方がいいと思います。

(3)は大丈夫そうですね。

 

宿題は、教科書3回読み、要点チェック、まとめてみよう、最高水準ノートです。

日曜日の週テストはJクラスがまだここまで進んでいないため、Gクラスのみで行います。

金メダル目指して頑張りましょう。

 

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