今日からGクラスJクラス分けての通常授業がスタートします。
首都圏模試の結果はだいたいは出ているのですが、概ねまだまだクリアしなければいけない壁のようなものは多いのかなといった印象があります。
首都圏模試センターより公式の結果を受け取ってから、全体での正答率とジャングルジム生の正答率を比べて行き分析を進めてまいりたいと思っております。
Gクラスでは、予習シリーズの発展問題を先生と一緒に解き、自力で過去問の演習をしてその解説を受けるという授業の形で冬期講習まで進んでいきたいなと思っております。
先生と一緒に解くところでは、線を引いて線を使って答えにたどり着いていく道筋を示しながら進んで行くことによって、自力で問題を解いていく時のヒントになればいいのかなと思います。
線引きをやってから、問題は生徒に当てて答えさせて行ったのですが、スパスパと即答していくことができたので、しっかり内容の大筋さえつかめれば、答えを出すことができるということをわかってくれたのかなと思います。
ここで扱った論説文は夏期講習中に出てきた文章と同じような内容で、“コウノトリの野生復帰”を題材にしながら、自然災害と人間の向き合い方といったようなことを筆者が主張する文章で、同じことを何度も筆者が言っているのでそこを線で繋ぎながら理解していきました。
晩御飯を食べる前に入試問題を演習しました。
男子進学校を選んで出題していますが、この時期に過去問を触らせることには危険もあるので十分注意して取り組むようにしています。
しかし、必ずしも“塾で学ぶ国語”といったようなものに始終してしまうと対応できないような問題も実際の入試問題では出題されていますので、そういった問題に対する対応力のようなものも鍛えていけたらいいのかなと思います。
大問1は知識の問題でした。
2学期から漢字テストを復活させ、毎日少しずつ熟語のレパートリーを増やしていけるといいのかなと思います。
大問2は“言語について”といったテーマでの論説文でした。
これはよくある主張で、「日本語をまずしっかり身につけて正しく使えるようにならなければ、いたずらに外国語を勉強したところで意味がない。」といった論旨での文章でした。
このような切り口の文章は本当に多いなと思います。
先週やった“欲望の肥大化”の文章のように、論説文と一口で言ってしまえば無数の論説文があるのですが、入試に出てくる文章のパターンはそんなに多くないのかなと思います。
このようなヒントはこちらから随時与えていきますが、是非生徒さん自身が“こんな感じの文章今までやったことある!”といったアンテナを張って色々な文章を分類してくれればいいのかなと思います。
大問3は随筆文で残念ながら解説が途中までで時間切れとなってしまいました。
筆者の少年時代の回想が文章のテーマで、器用な私と不器用な転校生の酒井くんが登場人物でした。
それぞれの登場人物がどのような人かを理解した上で、それぞれが相手を思いやる気持ちを持っていたことを理解してくれればそれほど難しくなかったのかなと思います。
特に火傷の傷のことを気にしていないと主人公に理解してもらおうと酒井くんが機転のきいた冗談を言った場面で、酒井くんはどのような気持ちでビーフジャーキーという冗談を言ったのだろうということをバチっとつかんでほしかったかなと思いましたが、時間が足りなかったようです。
一緒に問題を解いた時ポンポン即答できたような読みをなるべく自力でできるようになってくれれば、時間は怖くありません。
小5のうちにそうなれというつもりはありませんが、どこかヒントを得て自分でやってみようとしてくれればいいなと思います。
冬期講習までは多読による経験というものをテーマにこれからも3つほどの長文を扱っていきたいと思いますが雑に進めていくつもりはありません。