6月17日 小6社会 | ジャングルジムブログ

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埼玉県所沢市にあります中学受験専門塾ジャングルジムのブログとなります。

今日は日大二中の問題を2回分一気に演習しました。日大二中の理社の入試は、理科社会合わせて50分という形で行っており、このような形態の入試では時間配分が重要であり、慣れておいたほうがいいと判断し、行いました。

 時間切れ気味の生徒はいなかったようなので、ひとまず安心しました。すべての生徒が受験者平均点を超えて、合格者平均点をゆうに越してしまった生徒もいました。しかしながら、志望校“外”の過去問の得点というものに私はあまり興味なく、あくまで練習だと考えております。この時期の私の授業は教えることというよりも、知ってたら整理する、忘れていたら覚え直すということに重点を置いています。

 今日の問題の大問1は「私たちは、同じようなものごとや人物を3つにまとめることがある。」というテーマで、ここから私の授業のアウトプット地獄が始まりました。ひたすらものごとを関連させていき、口頭にて生徒を指名して答えさせていきます。即答が要求されるものについては待ってあげません。

 例えば、三大急流は?と聞き、5秒とたたず全て言わせます。言えたら次の生徒の番です、東から順番に並べて?最上川は何平野に流れてる?球磨川は何平野を流れている?八代平野の工芸作物は?工芸作物ってなに?他にはどんなの知ってる?それどこで作っている?富士川はなに山脈となに山脈の間?ここまで約8問です。工芸作物ってなに?が記述で2点、あとが1点だったとすれば、約10点分の問題が追加されたようなものです。答えられなかった生徒、当てられなかったけどわからなかった生徒は必死にメモを取っています。

 それが済んだら、三大美林(天然)、三大美林(人工)、三大都市圏、日本三景、日本三名園、江戸幕府の御三家、労働三権、鉄の原料3つ、維新三傑、鎌倉幕府を滅ぼした主な武士3人、愛知の三用水、木曽三川、日本アルプス、三権分立、非核三原則と進み、どんどん知識の結びつきを広めていって、設問の解説授業を加えると300〜400問の問題を生徒に答えさせていきます。生徒たちも、今までの大量の板書授業からこのような知識のシャワーの授業に切り替えられ、大変でしょう。よく頑張ってくれていると思います。

 わかるようになる→できるようになるという時期ですので、今日取ったメモを家庭学習で綺麗に書き直し、頭の中にしまっておいて欲しいと思います。私は授業で自分が聞いたことのほとんどを覚えていますので、その400問が次の過去問演習で聞かれることになります。そしたら次の周辺知識です。授業を進めていく中で、私が話す内容がかぶり出した時、強い社会科となれるよう、努めてまいります。