循環器内科医の健康広場 -8ページ目

循環器内科医の健康広場

医食同源。食と、医療、健康、ダイエット、、、に関することが主なテーマです。

おはようございます。布施淳です。

年に1回は健康診断をしている方も多いと思います。

会社や区や市の健康診断を受ける方、そして、自主的に人間ドックを受ける方、様々かと思います。

当然、採血を含めた諸検査を受けることになります。

さて、この採血。

「正常値」なるものがあります。

これは、病気のない方のうち95%の方が収まる範囲の値、のことです。

「正常値」というより、「基準値」とか「基準範囲」と言った方がよいかもしれません。

この範囲を逸脱したからといって、必ずしも「異常」ではないわけです。

なぜなら、5%の方は、病気がなくても、この範囲を逸脱するのですから。


健康診断や人間ドックの検査項目が増えると、どんなことが起こるでしょう。


X種類の検査結果が正常値に収まる人の割合=(0.95)X

1つでも正常値を逸脱する人の割合=1-(0.95)X


ですから、


検査項目が1つなら、正常値を逸脱する確率は5%。

検査項目が2つなら、正常値を逸脱する確率は10%。

検査項目が3つなら、正常値を逸脱する確率は19%。

検査項目が10個なら、正常値を逸脱する確率は40%。

検査項目が30個なら、正常値を逸脱する確率は64%。

検査項目が90個なら、正常値を逸脱する確率は99%。


項目数が増加するにつれ、「偽陽性」(病気がないのに、正常でない結果が出てしまう)が増えます。

そのような結果が出てしまうと、病気かもしれないので、一応、病院で詳しく調べてもらってください、、、ということになります。

会社を休んで、混雑する病院を受診することになります。お金もかかります。

病院も、更に混雑します。


健康診断や人間ドックは、項目数が多ければ多いほど、優れたサービス、、、ということではないのです。


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おはようございます。布施淳です。

先日、とある学会に参加しました。心臓カテーテルに関する学会です。数ミリ程度のごく細い、心臓の血管「冠動脈」へのカテーテル治療が主なテーマです。数ミリのカテーテル操作などをマニアックに語る学会なのですが、その学会会場は、巨大な野球場、ヤフオクドームでした笑。こんな会場での学会参加は初めでした。ミリの世界と、ドームの壮大さの、その「ギャップ」がなかなか新鮮でした。

CAG2

ヤフオク

CVIT2015


医学の進歩は著しく、一口にカテーテル治療と言っても、その分野はどんどん広がり、すなわち、学会規模も大きくなり、こんな大きな会場が選択枝として挙がってきたのでしょう。大きさもそうですが、「野球場」と「学術集会」の「ギャップ」も新鮮。まあ、インパクトありました笑。学会長はじめ、運営スタッフの方々は本当に大変だったでしょう。ご苦労様でした。


心臓の細かいところばかり見ていてはいけない、ということで、もっと医療を俯瞰的に見るセッションも散見されました。これらもミリの世界と俯瞰的視点の「ギャップ」でしょう。


例えば、2025年問題を扱うセッション。世界に類を見ない超高齢化社会をどう乗り越えていくか?増大する医療・介護費をどう捻出していくか?ミリの世界を扱う心臓専門医として、どう対応していくのか?

もちろん明確な答はないのですが、まずは、ひとりひとりが日本の直面している状況をしっかりと認識する必要があると感じました。その意味では、このようなセッションが、このマニアな学会で開かれるという点に意味があります。


その翌日、同じ会場で、軽カテーテル大動脈弁置換術のセッションが開催されていましたが、プレゼンテーションされていたケースは全て、90歳前後の超高齢者ばかり。 失礼ながらその後の人生はどのみち残り僅かな超高齢者に、医師を初めとする多くの医療スタッフを含む医療チームの労力・時間、卓越した技術、多大な予算が惜しみなく提供されています。前日の話との「ギャップ」、違和感を感じずにはいられませんでした。その治療の個人へのインパクト、社会へのインパクト、費用対効果などを併せて考えていく必要性を感じました。


その他、医療安全・医療倫理のセッションもなかなか興味深かったです。医師は、医療を取り巻く法的な知識を理解しておく必要性を感じました。同セッションでは、製薬メーカーや医療機器メーカーと、医師のかかわり方に関する話題もありました。そのセッションが行われた会場には医療機器メーカーの展示場が隣接されており、華やかなおねーさんが無料でドリンクなどを振舞ってくれて、そして、バッグなどのサービス品を医師に提供していたり。。。。苦笑。 お話の内容と環境の若干の「ギャップ」を感じたり。


医療のおいて、いかにイノベーションを起こし、医療の効率を上げるか?というようなセッションもありました。医師であり最も成功した起業家の一人であるDr Fogatyのビデオ出演もありました。その他医師兼起業家の方のプレゼンがあったり。このセッションも、この学会では割と珍しい話題で、ミリの世界の心臓治療との良い意味での「ギャップ」を感じました。


ヤフオクドームと隣接するホテル「ヒルトン福岡シーホーク」も学会会場になっており、その間を行き来していたのですが、その通路の脇にあったのが、なんと、喫煙所。通路の換気が良くなく、煙がこもります。喫煙が心臓病を助長することは「常識」です。心臓病を治療する学会で、喫煙している人が大勢いるのは、大変残念でした。喫煙している人の多くは、医師というよりは、協賛医療機器メーカーの社員と思われました。

心臓治療の学会と、喫煙者。この「ギャップ」も印象的でした。

喫煙所

ランチョンセミナーのお弁当に付属する飲み物がコカコーラの会場もあったようです。加糖飲料が肥満を助長し身体に良き影響を与えないことも今や常識です。心臓治療の学会と、コカコーラ。ここにも「ギャップ」を感じました。


そんな、こんなの、学会雑感、感じた「ギャップ」でした。



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おはようございます。布施淳です。

世の中、高齢化が急速に進んでいます。高齢者の身体的な訴えで多いものの一つが、筋骨格系に関わるもの。

腰痛とか、膝痛とか、肩痛とか、です。足元もおぼつかない方の、捻挫や骨折も心配です。


病院や診療所・クリニックを受診するとすれば、「整形外科」です。対応するのは、基本的に「医師」です。

一方、「接骨院」や「整骨院」といった施設を受診する方もいます。これらの施設において、対応するのは「柔道整復師」です。

「柔道整復師」も国家資格ではありますが、「医師」ではありません。


整形外科医も「優秀な整形外科医」「優秀でない整形外科医」がいますし、

柔道整復師も「優秀な柔道整復師」「優秀でない柔道整復師」がいます。


ですから、一概には勿論言えないのですが、自分の知る限り、ごく一般的には、整形外科医は「接骨院」や「整骨院」を信用しておらず、患者には、それらを受診することを勧めません。

「整形外科クリニック」と「接骨院」や「整骨院」の仲は一般的にはあまりよろしくなく、ライバル関係にあるようです。


「医師」の方が「柔道整復師」より、高度な知識があるようなイメージですし、また「医師」ならレントゲンなどの検査もできるし、手術や注射・投薬も出来ます。従って、「接骨院」や「整骨院」より、「整形外科クリニック」の方が、圧倒的に人気や信頼性がある、と思われます。

が、、、、しかし、意外とそうでもない面もあるようです。

「接骨院」や「整骨院」も根強い人気があります。


現代医療は、まず、検査、検査、検査、、、、です。レントゲン、MRI、超音波、採血、、、、、。整形外科を受診しても、診察を軽んじて、検査に走る医師が少なくないようです。混雑して、3分診療とか。挙句のはてに、「歳だから、仕方ないよね」で、湿布処方のみとか苦笑。医師と患者とのコミュニケーションが希薄になりがちです。


一方、「接骨院」や「整骨院」では、検査が出来ませんので、柔道整復師としては、診察を重んじます。丁寧に患者の身体に触れ、評価します。そして、治療は施術です。勿論患者の身体を直接触れます。診察、治療を通じ、いわば「肌と肌の付き合い」です。この親密さが、患者の信頼を得て、満足度を高めると推測されます。


勿論、訴えていた症状が軽減・改善することが最も重要ですから、整形外科の検査攻撃で、その結果的確な診断に至り、そして的確な治療により症状が顕著に改善すれば、患者は皆整形外科を受診するでしょう。でも、なかなかそうもいきません。加齢性変化は必然ですし、ほぼ不可逆的な部分が多いですから、、、いわゆる、「歳ですから」苦笑。


整形外科に、圧倒的な治療効果がないのであれば、肌の付き合いの、「接骨院」や「整骨院」に患者が流れることも、理解できます。


鍼灸師も同様です。鍼灸の対象は、整形外科疾患のみならず、内科や耳鼻科、眼科、婦人科、など全身に及びます。そして、鍼灸師の中には、身体診察をよく勉強されている方もいます。整形外科的な理学所見は勿論ですが、それ以外の部分も、医師向けの身体診察の本を利用し、視診、聴診、打診、、、を心がけているといいます。鍼灸師の経営する鍼灸院でも勿論採血やレントゲンといった検査はできませんので、その分、身体所見を重要視するわけです。混雑している鍼灸院は、治療効果も勿論ですが、「肌と肌の付き合い」も人気の秘訣なのかもしれません。


内科医師も、ともすれば、身体所見を軽んじて、検査、検査、検査、、、となりがちです。とりあえず、採血、とりあえず、レントゲン、とりあえずCT、、、、。

自分自身は、問診や身体所見を重視する方と思っていますが、その思いを新たにしました。


僕が好きなのは、この本です。

マクギーの身体診断学/著者不明
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おはようございます。布施淳です。

起業に対する心構えの本です。起業というと敷居が高い印象があるかもしれませんが、そのような感覚を緩和してくれる本です。

もっとも大事なことは「行動し始めること」であり、起業により成し遂げたいことに対する「情熱」です。とりあえず始めてみて、PDCAサイクルを回そう、ということです。

「本当に無駄なのは、成果が出なかったことに使った時間ではなく、何もしなかった時間」という言葉には、感銘を受けました。

勉強してから実践する、というより、実践しながら学ぶ「learning by doing」が良いのでしょう。

医療の場でも、その通りで、以前にも話題に出ました。

参考:マーケット感覚を身につけよう http://junfuse.com/150516/


さて、この本には、「スキル不足を回数で補う」ということが書かれています。ベテランなら1回でうまく行くことも、ビギナーはその限りではありません。でも、10回でもやり直せば良いと言います。1回で結果を出そうとせずに、気軽に「最終的にうまくいけばいいや」と考えるのです。顧客との関係を、短期的に見るのでなく、もっと長い目で、長い付き合いで考え、「最後には満足してもらう」という姿勢が重要ということです。

これには、顧客との密なコミュニケーション、すなわち、自分の情熱や考え、人間性を理解してもらうことが必要になるでしょう。

これは、医療にも当てはまります。思い出すのは、漢方薬で有名な帝京大学の新見正則先生。


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漢方薬は、昔の叡智であり、経験の蓄積です。理論的・化学的な西洋医学の薬より有効打率は低いと言います。患者の症状・徴候を慎重に見極め、それに応じた有効性の高い漢方薬を選択することが必要になります。もちろん、そこには高いスキルや知識が必要になります。

漢方薬に精通していない医師にとって、その選択は、なかなか難しいわけです。

でも、「一緒にあなたに有効な漢方薬を探していきましょう」と患者との共同作業として、効果がなければ、順次、次々処方を変更していけば良い、、というスタンスを新見先生は推奨しています。不慣れな医師にとって漢方薬は扱いにくものですが、このスタンスで漢方使用の敷居を下げています。

まさに「スキル不足を回数で補う」と同義ですね。

先に書いた、「とりあえず始めてみて、PDCAサイクルを回す」にも通じます。


患者が本当に困っているその症状、その改善に情熱を見せ、目線を揃えて寄り添っていく姿勢があるからこその共同作業なのでしょう。

どんな分野も、結局、相手を思いやる気持ちや、コミュニケーションが重要ということです。


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http://junfuse.com/

こんにちは、布施淳です。

http://junfuse.com/150720/

先日アラフィフの同級生と飲んだときにちょっと交わした話。
40代から50代くらいになると、将来のことを含め自分の人生全体がある程度見渡すことが出来てきますので、その人生に対し自分で評価してしまったりします。真面目な人ほど、自分に対して厳しく評価してしまいがちです。自分の人生はなんてくだらないものだったのか、とか。これでよかったのか?とか。それでもって、ブルーな気分になったりしてしまいます。自分も含めて苦笑。
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集中力/サンマーク出版
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最近、いろいろと業務が多くて、読書もままならないのですが、昨日、隙間時間で、この本をざっくり読みました。
100年も前に出版された不朽の名作だそうです。知りませんでした。
集中力がテーマの本ではありますが、巷にあふれる自己啓発本で見かけるような記載が盛りだくさんです。復習になります。
っていうか、このような古典から今の自己啓発本が生まれているのでしょうね。
 
ちょっと、そんな記載をご紹介します。
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・神経をすり減らしてしまう犯人は仕事ではなく、不安定な状態からくる焦燥や悩みや不安である。
・ボロボロになっている人は、自分のしていることと調和していないために、引き寄せるべきではない力や影響を引き寄せてしまっている
・挫折する人が多いのは、自分の能力に疑いをもつからである。
・無視されている、理解されていない、感謝されていない → それは失敗する人の考え方である
・ネガティブなイメージをもつと、ネガティブな性質が身につく。
・心が平穏ならば、どんなネガティブな考えにも動じなくなる。
・あなたの思いが、あなたという人間をつくっている。
・人はつねに自分が描くイメージにしたがって行動している。
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不安定な40代、50代には、考えさせる良き言葉ではないかと思いました。
自分でポジティブに考えれば、ポジティブになるし、ネガティブに考えれば、ネガティブになります。
同じ事象でも、考え方によって、事態は大きく変わることはよくあります。
悩めば、心がすり減るし、悩まなければ、すり減らない、たぶん。
要は、人生、思い込みであり、考えよう、って感じ。
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・成功するための心がまえ――「私は道を見つける。道がなければつくる!」
・成功するために絶対不可欠なもの → 「エネルギー」と「成功するという意志」。
・大切なのは能力ではなく、「やろう」という意志である
・「とにかくやってみる」の精神をもつこと。
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そして、
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・年齢は関係ない。六十歳以上でもやれることはたくさんある
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元気でましたか?笑
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僕は出ましたよ笑。