総脂肪摂取量と肥満の確たる関連性はない | 循環器内科医の健康広場

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総脂肪の話の続き。

総脂肪と体重に関して、
2010年版「日本人の食事摂取基準」には、

「肥満との関連では、脂質摂取量を減少させると体重が減少することを示すメタアナリシスは多い。正常体重の人に自由摂取下で総脂質摂取量を1% E 減少させると、0. 37 kg の体重減少が認められている」

と記載されています。

一方、より新しいBraunwaldには、

「総脂肪の摂取量が体重や肥満には殆ど影響しないことを示唆するエビデンスが出てきています。」

と記載されています。

総脂肪摂取が増えると体重は増えるかもしれませんが、そうでないかもしれません、ということです。

総脂肪摂取=太る

とは限らないんですね。


総脂肪摂取が減れば、炭水化物摂取が増えるかもしれません。互いのバランスの問題もあるでしょう。

元々のインスリン抵抗性の程度により、体重への影響も異なる可能性があります。


2010年版「日本人の食事摂取基準」では、脂肪エネルギー比率目標量上限25%Eとしていますが、確たる根拠はありません。

意外と、脂肪は悪者ではないのです



結論

総脂肪摂取量と肥満の確たる関連性はない。