総脂肪摂取は心臓血管病には無関係 | 循環器内科医の健康広場

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「脂肪分摂取は太るし、身体に悪い」

というイメージがあります。


アブラやコレステロールが血管にへばりついて、心臓の血管や脳の血管が狭くなったり、詰まったりしそう(動脈硬化)。

「脂肪」をひとまとめに、「総脂肪」と考えますと、

総脂肪摂取を制限すると、

悪玉コレステロール値(LDL-C)は減ります。

従って、動脈硬化が抑制でき、心筋梗塞や脳梗塞の予防になりそうです。

でも、

善玉コレステロール値(HDL-C)も減ります。

中性脂肪(TG)は上がります。


(なぜなら、バランス的に炭水化物量が増えるから)


効果は相殺されます。

結果、

心筋梗塞や狭心症の頻度はかわりません。
脳卒中の頻度はかわりません。
糖尿病予防にもなりません。

とBraunwaldには書いてあります。




今日の結論

総脂肪摂取を減らしても、心臓血管病が減るという確たる証拠はありません。


総脂肪摂取を増やしても、心臓血管病が増えるという確たる証拠はありません。