※内容に一部ネタバレ要素があるかもだったりなのでミリでも知りたくない方は10月1日(日)の千秋楽後にお読みくださいませペコリ
「べつにそんなん気にせんわ」って方はお読みくだされ。
ヒマつぶしくらいにはなると思いますエッヘン
さて早朝のバスで一路東京へ。
観劇の舞台は全労済ホール。
バスタ新宿からは徒歩で行けるため道に不案内な田舎者には非常にありがたい開催地。それと今日はこのあとにも秋葉原で予定があるだけに新宿駅が近いのはこれまた助かるじゅんぞうさん。
さて今回、主目的はのんたんの初舞台鑑賞なのですが、他にも気になる演者さんたちがおられるのと、「岸和田少年愚連隊」ということで劇そのものにも期待していたり。
そんなこんなで渋谷の全労済ホールに到着。
物販をふらふらして、スタンド花の列を眺めたりお手紙出したりヲ知り合いと雑談したりしてたら舞台のお時間に。
<豆蘊蓄~岸和田少年愚連隊とは~>
喧嘩に明け暮れるやんちゃな学生達とその周辺を描いた青春群像物語で、舞台はタイトルにあるように大阪府岸和田市がメイン。
原作は小説ですが映画(主演:ナインティナイン、監督:井筒和幸)にもなったことがある。
今舞台は原作のメインキャラクター、チュンバと小鉄が大人になった後を描き出すオリジナルストーリー。
<席配置と舞台構成など(演者さん敬称略)>
・緑〇が観覧位置。
・ブルーの固定セットは可動式階段のある櫓。下の空間にはトモ(君沢ユウキ)の部屋セットを格納。このセットはシーンに応じて舞台中央へスライドさせて使用。なおオープニング時、固定セット前にスクリーンを昇降させイメージカットの投影もしておりました。
・オレンジの固定セットはミツ子(のんたん)の経営するお好み焼き屋。
・黄色の固定セットは池(奈落あり)。
<感想あれこれ>
キャラクターひとりひとりの物語づけのフォローをしようと工夫されているのは感じましたが、登場人物が多いこともありそれぞれの背景の掘りこみが中途半端になってしまった部分も。
原作を知っていた人ならすぐに理解できるであろうところも初見の人だと「?」となる流れもあり、感情移入するためのストーリーがやや寸足らず気味だったかな。
とは言え限られた時間であれだけ詰め込んで成立させたこと、演者さんたちの熱量、そして掛け合いの妙は素晴らしく、退屈することのない、とても楽しいひとときでした。
以下、一部の演者さんについて。
江川トモハル(君沢ユウキ)
聴力が弱いことを理由に親に捨てられ、施設育った青年。
昔はスリ行為を働いていたが現在はネットを利用した詐欺行為に手を染めている。非常に繊細で小心者だが、自身が日陰者として人生を歩んできているだけに似た境遇の人にはひとかたならぬ情を抱く一面も。
今回主演となるトモを演じておられたのですが、弱虫だけどヒーローになりたい子悪党、というやや複雑なトモを見事に演じられており、観ていてわくわくさせてくれました。
ちなみにこの方、仮面ライダーWで園咲霧彦(ナスカドーパント)役を務めていたりしてます。
町村美織(永島聖羅)
地元ヤクザの一人娘。何をするにも親の影響下にある自身の境遇に辟易しており、今回は周囲を巻き込んである事件を主謀する。
永島さんを観るのは初めてなのですが、演技に終始引き込まれてました。舞台上にいても他者パートの時にはすうっと存在を小さく(良い意味で目立たなく)なっているのですが、美織パートが始まって、話し始めると存在感がぐぐっと出てきて、演技のひとつひとつに目を凝らしていました。舞台だとこういった”強さ”を肌で感じることができるのが楽しいですね。
千鶴(前田亜美)
美織の友人で、プロサーファーを目指す女の子。
自由に人生を歩みたいと思いながら、大人になっていくにつれうまくいかない自身の状況に歯がゆさを感じている。
テンポよくはきはきと話す姿、もう立派な舞台女優さんですね。
舞台映えする容姿だなあ、なんて思いながら眺めておりました。
橋爪愛子(原望奈美)
男運のない(というか男を見る目がない)海女さんの女の子。
まともな男性には目もくれず明らかにアカンタイプの男性に惚れるという分かりやすい役どころ。
彼女が旅立ってから、気が付けばもう4年にもなるんですねえ。
堂々した演技を観てると「大人になったんやなあ」なんてもう親戚のおじさん目線でしみじみしておりましたがこの役、すごくハマっていたように思うのは僕だけですかねw
リョーコ(小嶋菜月)
愛子の親友で一緒に海女さんをしている子。
愛子の男性関係に心配しつつも振り回されている。
彼女の役どころもハマってたと思うんですよね。愛子ちゃんと二人、この関係にはなにか親近感があって印象に残っています。
うん。可愛かったですよ(単に好みなだけともいう)。
ミツ子:夏生のん(さくらシンデレラ)
OLだったがおばあちゃんのお好み焼き屋さんを継ぐため退職。
台所事情は決して明るいとは言えない中、元気にお店を切り盛りしているお姉さん。
初舞台とは思えない堂々とした立ち回りはこれまで彼女が培ってきた経験と積み重ねてきた修練、そして舞台における集中力の賜物かと。
他の演者さんとの掛け合いもテンポよくこなしており特にあーみんとのやりとりは観ていて「巧い!」と心中で唸ってました。
看板(おばあちゃん)にひとり問いかけるシーンは日々頑張っている中、ちょっぴり憂いている心情をうまく表していて、とっても良かったと思っています。
泉州弁についてはまあご愛敬(笑)
やや緊張気味ではあったようにも見受けましたが巧拙はともかく堂々としていて、存在感はきちん出ていたのではないかと。このまま千秋楽まで集中切らさずやり切ってほしいと思います。
アイドルとしての彼女に残された時間はそう多くはありません。今回の舞台もそうですが芸能で身を立てていくならば、これらの挑戦はとても大事な意味を持っています。
今の環境を活かしてどのようにこれからのキャリア形成をするかが彼女の今後を決めるといっても過言ではなく、ひとつひとつが勝負の時。
さらなる飛躍と活躍を祈念しています。
おしまい。



























