さくらシンデレラ「水樹みく」卒業によせて | IDプロパガンダ ~じゅんぞう奔放記~

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いらっしゃいませ独断と偏見に満ちたドルヲタ備忘録へようこそ

「笑顔一点突破型」
 
 
 
 
 
 
 
アイドルとしての彼女をひとことで表すのなら、僕はこのような表現になります。
 
ぱっと花が咲いたかのようなキラキラした彼女の笑顔は、観る人の心をも明るくしてくれる素敵な魅力を持っていました。
しかしてステージパフォーマンス全般はさにあらず。
自他ともに認めるいわゆる「ぽんこつ」さんでした。
 
自身の卒業公演で「名前のない花」を披露したときにもそれは見事に表れており(笑)
※この曲は最近披露されたもので、既に卒業を控えた彼女は当楽曲の練習量が圧倒的に足りていない、という側面があることを一応申し添えさせていただきます。
 
 
でも「できないからやらない」ではなく、「できないかもしれなけいどやる」という心根は本来、アイドルがもつスピリットでありまたファンが求むる部分でもあるだけに、心にじわりと沁みてくる光景でもありました。
 
そんな彼女が活動を続けてこられたのは多くのメイド仲間とさデラメンバー、そしてなにより相方である「あいみく」のあいちゃん(蓮水あい…同じく3月に卒業)の存在が大きかったことは間違いありません。
共に楽しみ、喜び、悲しみ、辛さを分かち合い歩んできた日々が彼女をここまで支えてきてくれたのだと思います。
 
 
 
 
 
すこし、思い返します。
 
僕はこれまで基本的にステージパフォーマンス重視型(巧拙、という意味ではありません)で、彼女のようなタイプのアイドルに注目することはありませんでした。
昨年4月末に駅西へ通い始めたときも「さくらシンデレラメンバーのひとり」という認識でしたが、そんな僕にもいつも笑顔を絶やすことなく朗らかな対応をしてくれていました。
当時、僕の推しがステージをお休みをしている間もそれは変わらずで、屈託のない対応に、少しずつお話をする機会は増えていきました。
 
 
そして推しが卒業を決めたとき、彼女が僕にかけてくれた言葉。
 
 
 
…しょんぼり?
 
 
 
僕の目を覗き見る彼女は、何かを伺うような、心配そうな、色々な感情が入り混じったものでした。
あの時の僕はちょっぴり複雑な気持ちだったのですが、ずいぶんと気遣われていたんだなあ、と感謝と反省するとともに少し気持ちを落ち着かせることができたんですよね。
この言葉とあの時の表情はとっても印象深いものでした。
 
その後、彼女は依然と変わらぬままの笑顔で。
 
 
 
そんな彼女との関わり方が変わったのは秋深まるころ。
「しょんぼり」からひと月は経っていたでしょうか。
現場にいても心ここに有らずの僕のもとへ駆け寄ってきて、心遣いをしてくれました。あの時のことは一生忘れません。
こころ、通う」にて少しだけ触れさせてもらっていますが僕は、この時ようやく彼女の思いやりの深さに気づくこととなります。
 
家路への途中も胸がぐぐっと締め付けられて、何度も目頭が熱くなりました。
行き場を失くして、少しずつ崩れかけていた心を繋ぎとめてくれた。
「こんなにも自分のことを気にかけてくれる人がいる」ことがどんなにありがたいことか。
どれだけ感謝してもしたりません。ありがとう。
 
 
 
もらった気持ちに何を、どれだけ返すことができるか分からないけれど、自分にやれることをやれるだけやろう。
そう思いました。
 
でも、これは僕の中では「推し」ではありません。
その辺りは以前の記事「Cool head and a hot heart」、「Cool head and a hot heart2」で述べている通り。
いうなれば「恩返し」というスタンスでの応援になるので、基本的にアイステ内では以下のルールを設けました。
 
 
①サイリウムは持たない。
②ガチ恋は打たない。
③でも「みく」コールは誰にも負けない(つもりで)
 
 
年が明けて彼女の進退を知りえたときに①を持ち、②を打ちましたがあれは「最後まで貴女を見守ります」という意思表示のため。
以降、①を持ったのも②をフルで打ったのは生誕と卒業公演だけです。
 
 
こんな奇妙な関係を半年ほど続けた結果、僕にとって「さくらシンデレラ 水樹みく」は、今まで出会ったアイドルちゃんたちの中でも非常に稀な存在になりました。
 

 
 
さて、彼女は系列店(いやさデラの方が本来系列なのですが)であるメイドさんから始まり足掛け6年(うち さくらシンデレラは約3年)の長きにわたり勤めあげました。
そんな彼女の印象は時々の記事、時間が足りないだいなみっくだいなみっく2 で書かせてもらっていますが今、見返すと昨年6月の時点で卒業を示唆する旨の会話があったことを思い出しました。
 
 
 
 
 
 
 
 
とても暑かったイオンモール常滑のリリースイベント。

臙脂の衣装がグリーンのステージに映えてました。
そういえばみんな汗だくでビラ配りしてたなあ。


僕が唯一行った遠征、ドラマ収録のエキストラ。

あの時のびっくりした顔はよく覚えています(笑)

運よくたくさんお話しする機会に恵まれました。
 

二度目のZepp Nagoya。
「笑顔でステージを終えてほしい」ただそれだけを胸に濃淡グリーンのサイリウムを手にしていたこと。

後日、そのことについて他メンバーに質問されるとは思いませんでしたがw




さくらシンデレラに加入して、コールのない日が続いたこと。
それがとてもつらくて、ダンスもなかなか覚えられなくて、ステージが怖くて本当は逃げだしたかったこと。
 
色々なことが浮かんできます。
 
 
 
 
 

 
そんなみなさんが必ず口を合わせて言うのは 「もっと早く逢いたかったな」 この言葉です。
私もおんなじ気持ちです。
わたしももっと早くみなさんに出逢いたかったです。

 
最後の日、貴女はステージでそう語りました。
 
 
違うよ。
「その時」出逢ったからこそ、今があるんだよ。
だからみんな、出逢うべき時に出会ったんだよ。
だから、貴女の過ごした時間も、貴女に出会った人たちも全部最高のタイミングだったんだよ。
 
 
 
僕個人としては「卒業おめでとう」という言葉は使いません。
それは僕にとって彼女の卒業は「水樹みく」という存在の喪失以外の何物でもなく、おめでたくなんかないからです。
 
 
 
 
みくちゃんの笑顔は、心に美しい花を咲かせてくれます。
それは道端に咲くたんぽぽのような優しい柔らかさで
それは太陽に向かう向日葵のような眩しい力強さで
それは暖かな春の日差しに舞う、桜のような美しさで
見るたびさまざまな花を咲かせてくれました。
 
みくちゃんの笑顔が、これからも輝き続けますように。
 
 
今までありがとう。
 
 
 
 
 
最後に、最も近い場所で旅立ちを見送る機会をくださった方々へ感謝の意を表させていただきます。
ありがとうございました。
 
 
 
 

じゃあ、またね。
 
 
 
 
 
 
 
<追伸>
なお卒業日の様子は本人のブログ 3月31。…現在、ブログは閲覧できないためIrreplaceable memories,irreplaceable person にて魚拓を掲示。

・夏生のん(のんたん)の∞みっくみくにこにゃんこなおひさま∞
・西野結菜(ゆいなん)のほっぺにクリームつけてっ
・月島ありさc(ありさ)の551 お別れの日と始まりの日。
などをご覧いただければと(宣伝&手抜き)
 
 
おしまい。