10年ぐらい前、水野和夫さんの「資本主義の終焉と歴史の危機」を読んだとき、結構感動して、なんかブログ書いた記憶がありますが、最近それが可視化されるような事象が多くおきるようになってきたようです。

 上にあげた動画は、大西つねきさんと言う人はあまりよく知りませんが、「信用創造」についてこれまで見た中で、一番わかりやすく説明してくれたものだと思ったので、上げてみました。要するに、資本主義って借金でお金を増やしていかないと回らない仕組みなので、民間で借りてくれる人がいなくなると、政府が国債を発行して借金を増やすことになる。

 昔、中国の経済の回し方みて、ポンジスキームだの自転車操業だの馬鹿にしてましたけど、日本を含む世界中が自転車操業なんですね。五十歩百歩の、日本は五十歩で、中国は百歩だろとは思いますけどね・・・。

 国債を増やし続けることができるというのが、MMT理論というやつですが、税収を国債の利子が上回るようになったら・・・、どうするんだろう。

 というわけで、国債の代わりに政府紙幣を発行すればいい。これなら、利払いがないから・・・。色んな人が言ってますよね。でも、政府は取り合わない。財政規律が~とか言って・・・。代わりに日銀に国債を買い取らせてる。政府が日銀に国債の利子を払うと、日銀は政府の子会社にあたるので収支が相殺されてチャラになる。

 政府紙幣って、明治時代とか結構やったらしい。最近は、まったく聞きませんよね。現在でも、硬貨は、政府が発行してるんだけど。

 資本主義の本家みたいなアメリカでも、色々発行されてて、リンカーンとJ・F・ケネディは、政府紙幣を発行したために暗殺されたみたいな陰謀論がネットに出てたりしますが、ニューディール政策をやったF・ルーズベルトも政府紙幣発行してますから・・・、暗殺と政府紙幣は無関係だと思います。

 アメリカは、もう以前のようではないですね。