「社長というのは、心配するために存在している。それが運命であり、宿命であり、さらには生きがいであると思えないようならやめたほうがいい」
―― 松下幸之助
私も社長時代は、年中孤独で、心配ばかりしていました。生きがいとは思えませんでしたが、それが社長というものだと当然のように思っていたのです。精神力は相当鍛えられました。
そして、一日２４時間、一年３６５日、仕事のことが頭から離れることはありませんでした。
「何事も基本となるのが熱意である。四六時中、頭の中は仕事のことでいっぱいになる。そうなると不思議なもので、新しいことが浮かんでくるものだ。浮かばないとしたら熱意が足らないに他ならない」
ディズニーランドで遊んでいても、デパートで買い物をしていても、友人と話をしていても、何か仕事のヒントになることを探していました。もちろん、無意識に。
ビジネス書を読みながら、この知識をどう生かそうかと常に考えてしまうのです。
松下幸之助（フリー画像より）