みんなと一緒が心地いい!? | 六月の虫のブログ

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 「みんなと一緒が心地いい」。


 日本人気質の特徴ですね。


 個人の能力も、置かれた状況も、性格も違うのに・・・。


 私がアメリカの高校で野球をしていたときのことをお話します。


 まず、ベースボール・チームには定員(18名)があって、それを超える人は練習を見てふるいにかけられます。1日の練習の後、コーチが「明日から練習に来なくていい」とできない人に通告するのです。アメリカでは若いうちからクビ切りを経験できるのです。そして、定員になって初めてユニフォームを渡されます。


 『十六歳のアメリカ』の関連エピソード。

http://ameblo.jp/junebugmaymolly/entry-10971724822.html


 アメリカでは、チーム全員が集まっているときは、個々にできない連係プレーや実戦形式の練習しかやらない。筋トレやランニングなどの基礎トレーニングは個々の選手に任されていました。

 

 『十六歳のアメリカ』の関連エピソード。

http://ameblo.jp/junebugmaymolly/entry-10980509502.html

 

 日本がプロ、アマをとわず団体練習が多いのは「さぼる人間に合わせているから。自分で考えてできる人間には息苦しい」。米国は自発的努力を重んじる。だから、「(自ら)一生懸命やる人間は(米国に)行くんだと思う」。代表例が野茂だ。(スポーツトレーナー、立花龍司氏の話、日経新聞2013.5.16より)


 学校の勉強も、できる人はもっと伸びるように、できない人は落ちこぼれないようにしないといけないと思います。まあ、できる人は塾に行ったりして、さらに上を目指すでしょう。でも、できない人はどうするのでしょう?高校卒で”2割引”や”30%引き”ができない人がいるのです。



 「みんなと一緒が心地いい」と、できない人は放置され、落ちこぼれてしまいます。


 「みんなと一緒が心地いい」と、自立心も芽生えず、自分が不幸なのは世の中が悪いからと考えるようになります。


 「みんなと一緒が心地いい」と思う親は、子供が不出来な場合、彼らの面倒を一生みなければならなくなります。


 今、人材や仕事ははグローバル化しています。


 「みんなと一緒が心地いい」と思わず、自分自身の夢を探そう。そして、それに向かって一歩踏み出そう。


 なんて・・・自分や娘たちに言い聞かせています。


 立花さんが言うように「団体練習、みんなと一緒の練習や勉強、仕事はさぼる人に合わせている」と感じることがありませんか? 


 「みんなと一緒にするのがチームワーク」だと勘違いしている人が多いと思いませんか?


 次回は、チームワークについて書こうかな・・・



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