先日、新聞に薬剤師会副会長の医薬品の通信販売に対する反対理由が書いてありました。
「対面販売でないと、お客さんの顔色が分からない。症状の判断ができない」というような意見でした。
薬剤師会の副会長さんは、店頭に立ったことはないのでしょう。風邪をひいた本人、下痢して大変な人、吐き気がして気持ち悪い人・・・多くの場合、それらの人が店頭に来ることはありません。たいてい、家族の人が買いに来られます。
もし、顔色がわからないとダメなら、本人が買いに来ない限りダメということです。子供さんが風邪をひいてぐったりしているとき、その子供さんと対面しないと販売できませんなんて言えますか?
現実を知らない人たちが規制を作る。
もう一つ、規制で理解不能なものがあります。「第一類の医薬品はお客様の手の届くところに陳列してはならない」、「指定第二類の医薬品は、レジから7メートル以内で、レジから見えるところに陳列しなければならない」というものです。
なぜ?
理由を聞くと、お客様が見えないところで、第一類や指定第二類の医薬品を手にするようなことがあってはならないからとのことです。
でも、よく考えてみてください。お客様は、必ずレジを通ります。その時に確認できればいいのではないでしょうか?
これら規制を作った人は、お客様が万引きしてレジを通さずに店を出ると思っているのでしょうか?
規制を受ける側は、このような規制にも文句を言えないのが現実です。
もっと、生活者のことを理解してほしいものです。
リアップも勝手に取れません。ほとんど副作用もないリアップが、第一類なのが理解できません。目薬だと思って、さす人がいるのでしょうか?