大鵬の思い出 | 六月の虫のブログ

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 小さい頃、おばあちゃんと大相撲を欠かさず観ました。おばあちゃんは柏戸(大鵬のライバル)ファンだったので、私も柏戸ファンのつもりでした。でも、心の中では大鵬を応援していました。やっぱり、大鵬のファンだったんです。もちろん、柏戸も好きでしたが、彼は早くに引退しました。 小学校の低学年でしたが、相撲には詳しかった。「巨人、大鵬、卵焼き」って言われていましたが、低学年のとき、私は野球のルールを知らなかったので「大鵬、卵焼き」でした。


 子供ながら、私は7勝7敗で千秋楽を迎えた力士が、ほぼ間違いなく勝つのを不思議に思っていました。そのことを父に訊くと「わざとじゃないと思うけど・・・情けかな」と言っていました。私が「大鵬はどうなの?」と訊くと、「大鵬は他の力士と意識して仲良くしないから、そういうことはしないよ」と言っていたのを思い出します。まさに孤高の大横綱だったのでしょう。


 私が「大鵬は強いねえ」と父に言うと、「強さを感じるのは柏戸のほうだな。大鵬は強いと言うより、負けない横綱だな」と言ったのを今でも覚えています。確かに、大鵬は受けて立って相手を殺して寄り切る。柏戸は攻め込んで相手をねじ伏せる感じでした。


 大鵬、ありがとうございました。




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 実家には、大鵬のサイン入り手形があります。