現在、アメリカでは毎日、10,000人が65歳になり、引退すると49%が州を越えてその後の生活を楽しむために引っ越す。
これまでは、温暖な気候のフロリダ州、ネバダ州とアリゾナ州が人気の移住地だったが、今は少し変わってきている。それらの州への移住が高くつくようになってきたのも要因だと思うが・・・。
今人気なのは、州単位ではなく都市単位。移住地を選ぶ要素として、気候の優先順位は下がっている。ベビーブーマーたちは気候で選ばなくなった。この結果、人気が分散しているのだ。
今、引退後を過ごす人気の移住地、トップ3は、
アイダホ州ボイジー、コロラド州コロラド・スプリングスとノース・カロライナ州ローリーの3都市だ。
この三つの都市の共通点は、
(1)人口が20万人~50万人(ボイジー約20万人、コロラド・スプリングスとローリー、それぞれ約40万人)
(2)自然に恵まれている
(3)白人の比率が高い(ボイジー96%、コロラド・スプリングス70%、ローリー52%)
(4)生活費、不動産価格がまだ比較的安い
(5)州立大学など多くの大学がある
(6)治安もいい
引退するベビーブーマーたちは、そこそこのシティー・ライフが満喫でき、自然にも親しめ、大学などで学ぶこともできる。治安もよく、生活費も安い。こういう都市で引退後の生活を送りたいと思っている。フロリダ州などの老人だけのコミュニティーではなく、刺激も欲しいから若い人たちとも交流したいと思っている。
アメリカABCの報道を基に、私なりに分析してみました。
前々回書きましたが、私も引退後は大学で勉強したいと思っています。
アイダホ州ボイジー
コロラド州コロラド・スプリングス
ノース・カロライナ州ローリー