月光 | 食べること、癒されること

食べること、癒されること

自分の心身は、食べた物でつくられている。日々、食べることを大切にしながら生きていきたい。

タイトルは「月光」ですが、こちらは真っ暗な空から顔をのぞかせた太陽の写真です。







今日、荒れたクラスの授業を見せていただいた。

完全に「子どもの王様」状態・・・。

教室には、子どもが24人、教師3人(+見学教師2人)合わせて29人。

これだけ居れば、きちんとした授業ができているのかな?

話をきちんと聞けているのかな?

期待の方が大きかったように思います。


しかし現実は、そう甘くはなかった。

期待とは裏腹に、ギャングエイジ(10歳児)たちは勝手にしゃべり、席を立ち、突然歌い出し、踊り出す・・・つられてあちらもこちらも・・・教室中がざわざわ、ざわざわ・・・とにかく騒音、雑音・・・そんな中で真面目な子は黙々と課題に取り組む・・・うるさいやつらは放っておけ、と言わんばかり・・・。

欲望のままやりたい放題。

これまでどのように育ってきたのか?

やはり自己コントロールしないで育ってきたのかな~?学校でも家庭でも地域でも・・・。あらゆる環境がこの子たちをこのように育んでしまったのかなぁ~?子どもが少ないと周囲の大人たちもちやほやして甘やかしてしまうんだろうなぁ~。

仕方ない・・・?

いや!ここで仕方ないと投げてしまっては何も変わらない。子どもたちは未来からの使者!今のこの子どもたちを変えないと未来が無くなってしまう。


教師は、深い暗闇を照らす「月光」のようでありたいと思う。

太陽のように眩しすぎたり、照らしすぎたりせず、冷静に子どもたちを照らす「月光」のようでありたい。

本当に正しいと思うことは直接的に口先で言っても伝わらない。

教師の信念と体験に裏打ちされた言葉や振る舞いがあってこそ伝わると思う。

つまりは教師の人間性、教師がどう生きたか、生きているか・・・

人間性から表れてくる表情、しぐさ、着ている物、持ち物・・・これらに子どもは反応する。(化粧をして行くと口紅の色などに反応されたことがある。)

そして楽しいこと、興味・関心のあることには夢中になる。(ゲーム性のある活動、クイズ、絵や写真や画面を見ること、物語の読み聞かせ、おしゃべり・・・)→自分が楽しくなるから!

が、しかし、つらいことは進んでやろうとはしない。(困っている人を助ける、掃除、人のために動く、自分を大切にする、人も大切にする)→自分が楽しくならないと思っているから!

子どもの興味・関心をひく活動をしながら、子どもの苦手な部分を育てていくにはどうしたら良いか?


私は、「対話のある授業」を目指している。教師と子ども、子どもと子ども、教師同士・・・。人が居ればいくらでも対話は生まれる。

その対話が価値あるものになっているかどうかは、常に振り返り、記録していく必要がある。

要するに日々の実践記録の積み重ねこそが授業をより良くする根底になければならないと考える。

教師がこう言ったら、子どもはこう返してきた・・・教師の言葉かけはふさわしかったのか?ここは子ども同士で話し合わせてみよう!その際のルールは・・・これで良かったか?

対話にもルールが必要だ。相手を不快にさせない対話の仕方がある。ここは教師が教えてもよいところだろう。聴き方も重要である。目を見て、うなずきながら聴く。シェアリング(感想の交流)では、互いの良さを認め合うことが大切。話ができない人を助けるために質問してあげることも大切です。言えない人は『助けて』Helpカードを揚げても良いでしょう。


以上、北海道で教員をしていたころに実践していたことです。

これらを生かしながら新潟でも実践を積み重ねてきました。


しかし、自分に足りないところは、自分に自信が持てない事。そして行き詰った時に助けてと言えない事。


この部分を解消できればグーンと躍進できそうです。


そして粘り強い根気!続けていく努力!


などと教育のロマンを一人ブログで語る私。


同僚と教育ロマンを語り合いたい!