夜、ほくほく線の終電に乗り直江津を離れる。
実は直江津を離れる前駅で24年ぶりに当時の担任の先生と会う。
急な電話にもかかわらず、駆けつけてくれて嬉しかった。
母親の思い出を多く語ってくれて言い出しづらかったが、
不幸を伝えたときの残念そうな表情が印象的だった。
四半世紀を超えても覚えていてもらえるのは母親のお陰だろう。
電車に乗る人はほとんどいない。
ほぼ貸し切り状態になる夜の電車はその日を締めくくるには丁度いい。
手帳に簡単な日記を書きながら何かをつまむ。
切符を見に来る車掌さんの声で起きることもよくある。
誰もいないと思って酷い格好で寝ているときに限って起こされる。
この時は3月で、ほとんどの土地には雪が残り、
越後湯沢の一個手前の駅『石打駅』に降りるとホーム横には雪の断層が壁状に広がる。
毎回宿泊施設は当日に連絡するが、
越後湯沢はどの時期に行っても安宿が当日予約できない場合が多い。
どこの観光地も同じ状況だけど、
そういうところの隣の駅は閑散としていて、当日でも安く泊まることができる。
今回の旅では『田中屋旅館』という和風旅館に泊まる。
一人3000円程度だから値段的にはまあまあなところ。
ここが一番良かったのは、夜11時でもチェックインでき、
朝6時にはチェックアウトができるという時間的都合。
和室に後輩と布団を並べると、田舎に来たことを実感でき会話が弾む。
誰かと一緒に旅行に行くとき多いのは、次回にどこ行くかという会話。
だいたいその人とはその場所には行かないものだけど、
お互いの興味がある分野を共有できる事が楽しいところでもある。
布団の中では福島、山梨に次回行こうと言ったが、やはり実現されず。
朝起きてゆっくりと高崎を通り関東に戻り大宮の神社を回る。
道中には銅像が建っていて画像のものは名を
『旅のロマン』
という。
いい年になると旅にでる時間が減ってくるが、
この言葉はいつになっても使いたくなる。実際言葉にはださないけど。
旅に何を求めるのか。
リアルに怖い目に何度もあってるのに足が動いてしまうのはなぜか。
考えるだけで楽しいよね。





