だいたいこの旅は1日あたり120キロを目標に設定すれば余裕なんだけど、台風で足止めを食らう可能性があるので今日は少し距離を伸ばさなくちゃならんようだ。
そんで地図を見て150キロ超えなんだけど、岡山が良さそうだ。いくつか細かい山道があるけど、まあなんとかいけるかな。
朝7:30に荒木と一緒に家を出て僕は西へ向かう。
「んじゃまたな!」
バンドでスタジオ練を終えてまた2日後に会うときとまったく変わらん。
日差しが強い。
腕が水膨れになり、しかもなんだか変な色になって美容に気を使う僕はしかたなく日焼け止めスプレーを塗る。
国道2号をメインに西へ漕ぐ。
何度か休憩をはさみ姫路に到着。
岡山まではまだまだ長い。
今回の旅でとても役立ってるのがコンビニで売ってる凍ってるペットボトルだ。
信号待ちの時にそのペットボトルを首すじ、腿の内側、脇の下なんかを冷やして暑さを凌いでいる。
これをやるとだいぶいい。
あとはバナナ。これも腹持ちが良くて良い。
1時間半に一度コンビニで体を冷やしたりしてね。
まぁそうやってれば多分大丈夫。今のところコンビニがずーっとないなんてことはない。
その地域はこれからだね。
残り50キロとなると「あーもうすぐだ。」って感じになるのも旅の感覚。
峠を越えたところに
「あれ?あ!懐かしい!」
急がなきゃならないのに、パシャリ。
ブログを書き始めると、どう書き出そう?とか何かネタはないかなー?とか、そうだあの事を書こうなんて考えるようになる。
このあともこの白ポストのことをどう書こうかなぁ〜なんて考えてたんだろうね。
事件は起きたんだ。
気がつくと目の前に障害物が!!
とっさにハンドル切っても間に合わず不意に急ブレーキ。後輪が浮き上がり僕は道路へ放り出された。
右手と右肩をアスファルトにぶつけたけど、そんなことより後ろから車が来てないかとっさに判断。
でっかいバスが止まってくれてた…
「すいません…すいません…大丈夫っす!」
とジェスチャーをして、ぼくは歩道へ避難。
まずは自転車の点検。
ハンドルの端っこが少しスレただけで大丈夫なよう。
そして僕のカラダ。右の掌が少し赤くなってるけど大丈夫そう。
んで右肩。いやぁ、たいした擦りむき方じゃないんだけど、日焼けの痛さと相まってちょい痛い。
この歳になってくるとそんなに日頃怪我なんてしないから痛いんだよねぇ。
いやぁ、俺じゃなかったら死んでたな。笑
笑い事じゃないのだ。
まだもうちょっと生きていたいしね。
ホントに気をつけよ。
ここから集中力が増して峠を越え川を渡ると岡山城が見えてきた。
さてさて、ゴールはもう少し。
実はさっきコンビニで休んでた時にゲストハウスを予約しておいたのだ。さすがに台風の中、野宿すんのもヤダしね。で念のため2泊とっておいた。
そのあとのルートはその時に考えよう。
最近のゲストハウスは洒落てて勉強になる。
アイスコーヒーを一杯もらって街をぶらりしながら銭湯に行く。
湯船に入れないかなぁと思ったけど思いの外日焼けの痛さもなく湯に浸かれた。
駅でラーメンを食べゲストハウスに戻る。
ここのゲストハウスはカフェ兼ゲストハウスで泊まりじゃないお客さんも多い。
お店の人に台風のことを聞いてみると、
「多分大丈夫じゃないですかねぇ〜」
となんだか拍子抜けするお返事。
お店に食べに来ていた地元の人に聞いても
「岡山は晴れの街ですからねぇ〜。台風は大丈夫じゃないですかねぇ〜」
とやはり同じような返答。
聞くと今までも直撃するというニュースがあってもほとんど被害はないらしい。
まあでも雨は避けられないからね。観念して休むことにする。
夜表のベンチで座ってたらイギリスから来た若いにいちゃん達と缶ビール呑み会が始まった。
「俺は東京からチャリでここまで来たのだ!」
「おー!すげぇマジかよ!クレイジーだなぁー!」
と結局深夜2時まで呑んでた。
いーなーいーなー。
蚊取り線香を点けてあげて、僕は2階にのぼり就寝。
風が少し吹いてきた。















