ふと懐かしい匂いがした。
婆ちゃんの匂いだ。
「何処から匂うんだろう?」
と、匂いの発する場所を探してたら、庭に出た。
金木犀である。
ついこの間までは、咲いてなかったのに満開である。
秋が来た。
音楽と同じように、匂いや香りも人に思い出や出来事を懐かしくさせる要素を持っている。
僕にはこの金木犀の匂いが、この家の匂いであり、爺ちゃんや婆ちゃんを思い出させる。
ジャンクションピークの歌に「未来展望」って曲があって、その中のこの部分がとても好きな歌詞である。
『存在は不確定で痺れそうな切ないもので、いつからか自分に合ってる道を選んで急いでる。足元に薄く積もってる金木犀をさらって、大空に放つよ涙こらえて…』
久しぶりにスタジオでも行くかな!
