朝目が覚めたのは、尾道水道の目の前にある広場。昨日はここのベンチで寝た。
朝日が眩しくて7時には目が覚める。
陽が上がると起きる。
正しい人間の在り方なのだ。二週間前の自分に教えてあげたい。
荷物を整理していると、イカした自転車に乗ったおじさんに、声をかけられる。
「ツーリングかい?」
そう声をかけたおじさん。
なんと74歳だという。
脚を見たら、僕なんかよりも太く引き締まった足をしている。走る時は、一日に昨日僕が走った、しまなみ海道を往復するらしい。
距離にしたら140キロだ。
まったく、たまんないなぁ~。
朝食はまた、尾道ラーメン。
尾道ラーメンってうまいんだよなぁ。要するに、懐かしい味。
まぁラーメンの話はまた今度。
朝から快調に飛ばす。
10キロ程進んだ辺りで、前方にキャノンデールのジャージに身をつつんだ青年を発見。
下り坂を利用して、一気に抜き去る。
だが、彼にすぐに追いつかれて、声をかけられる。
「何処までいかれるんですか?」
今日は広島までと答えると、彼は東京から呉市まで進んでいるという。
昨日に続いてアホの出現である。
ちょうど僕も呉経由で行くか、迷っていたところなので、一緒に行くコトにする。
彼の名は、浅岡君。
呉の海上保安大学校の学生である。いわゆる海猿である。身体が半端なくゴツい。
道中、海の話を聞いたり、僕もいっちょまえに山の話をしたりと、楽しいツーリング。
しかも彼はすすんで前を走ってくれるので、相当楽をさせてもらった。
呉に着いてからは、少し案内もしてもらって、本当にありがたい。
彼は明後日から実習で三カ月船に乗るらしい。
いや~本当にアホだな。
もっと話したかったけども…
んじゃまた、どっかで!
僕はそこから、広島へ。
駅には着いたのだが、ここはゆっくり腰を据えて観光したい。
ビジネスホテルを半額に値切り二泊予約する。
部屋はダブルベッド。
滑り台からダブルベッドへ昇格である。
3日走り続けたので、脚がパンパンである。
今日はゆっくり寝よ~っと!
今日のスリーピングソング
「やさしさに包まれたなら」荒井由実
