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じょんのブログ

NEC PC-88VA2を修理(?)している記録です。

ネットで色々検索していたところ、工学社の月刊I/O 1987年8月号にPC-88VA全回路が掲載されているという情報を得ました。
ちょうどオーディオ回路周りを調べようとしていたところだったので、古本サイトを探し回っていました。

ありました。
正しくは古本は見つからなかったのですが、Internet Archiveに。

→ 月刊I/O 1987年8月号

 

 

うん・・・、初代だね。

ウチにあるのは二代目PC-88VA2で、見たかったオーディオ関連の部分は、初代から変わった部分でした。

というわけで、知りたかった内容に対してはあまり意味なし。

 

しかし、当時のパソコン雑誌を見ていると、パソコンの新機種が次々と出ていて、時代に勢いがあったのがよくわかるよね。

今の日本メーカには、こんなふうに次々と新機種を投入することなんてできなくなってしまいました。

残念なことです。

 

↑の続きです。

可変抵抗を入手し、元々の電源基板に取り付け、電源電圧を12Vに調整しました。

すべての電解コンデンサを交換して、腐食が見られた抵抗を交換してもダメだったので、長いこと修理は諦めていました。

代替品でどうにかしようと頑張っていましたが、代替品でもなかなかうまくいかず、壁にぶつかっていたところでした。

今回、可変抵抗の問題に気づいたことで進展です。

早速起動…。

起動しました。

見事、復活です!

代替品に比べて動作が安定しているようにさえ感じます。

多分、代替品では、どこかの電力が足りていなかったのでしょうね。

電源ユニットの具体的な仕様はわからないままだったので、仕方ないです。

 

しかし、以前の↓ブログに書いた通り、依然としてスピーカは鳴らないままです。

 

色々と試したところ、全面の音声出力端子(ミニプラグ)からは出力さているようです。

前面スピーカ:×

背面音声出力(RCA):×

前面音声出力(ミニプラグ):〇

背面RGBコネクタ出力:未確認

 

FM音源の回路そのものが故障しているわけではなく、その先のオーディオ回路周りに何か問題があるのでしょうね。

電源の修理をするつもりで変な電圧を色々と入れてしまっているので、何かのチップが死んでしまっているのかもしれません。

PC-88VA2の元々の電源は、新電元工業(株)のNPS09Aというカスタム電源です。(たぶん)

 

PC-88VAやX68000等が生産されていた1980年代後半頃、特性が良いということで、第四級アンモニウム塩電解コンデンサという部品が電源ユニットによく使われていました。しかし、この電解コンデンサの電解液には腐食性があり、液漏れし易かったのと、液漏れすると基板パターンも腐食させてしまうという問題がありました。

不良電解コンデンサ問題 - Wikipedia

 

さて、私のPC-88VA2も例に漏れず、この電解コンデンサが液漏れを起こし、その周辺に腐食性の電解液をまき散らしていました。

このブログを最初に書いた時に、電源ユニットのコンデンサを交換したと書いているのがそれです。

 

この時はコンデンサを全交換したにも関わらず、電源は正しく動作せず、元の電源を使うことは早々に諦めて、市販の12V電源とATX変換基板で動かしていました。

 

動かしたと言っても、電源ユニットの出力仕様がわかっているわけでもなく、電源ユニットから出力されるコネクタ7,8番ピン(桃、茶)がどうなれば正解なのかは、未だ不明のままです。

 

それで、7,8番ピンの働きを調べるために、故障して放置されていた元の電源ユニットの回路を追いかけていたら、あることに気づきました。

電源ユニットのメイン基板にて、RV01, RV20というトリマ可変抵抗があります。RV01は5V電源、RV20は12V電源の出力レベルを調整するもののようです。

RV01を回すと5V電源の出力電圧が変化して微調整をすることができます。これは問題なし。

問題はRV20のほう。可変抵抗器が固着してしまっており、回すことができませんでした。

交換しようと思い取り外してみましたが、抵抗値を示す印刷が剥がれています。

測定したら662Ω。

RV01は500Ωの可変抵抗のようなので、たぶん同じ500Ωではないかと当たりを付けつつ、適当な抵抗を付けてその時の出力電圧のグラフをとってみることにしました。

うむ、このトリマで12Vの電源電圧を調整するということは間違いなさそうです。

早速付け替えたいところですが、そんな都合よく500Ωの可変抵抗なんて持っていないのでアマゾンでポチっておきました。

 

上のグラフから、電源電圧を12Vにするには、抵抗値は322Ωあたりであることがわかります。

390Ωと510Ωを並列につないで、それに100Ωを直列につなぐと、

1/(1/390+1/510) + 100 = 321 [Ω]

なので、とりあえず、それをつないで確認したところ、出力電圧は12.03V。

作った合成抵抗を測ったところ317Ωだったので、まあ大体合ってそうです。


続きは可変抵抗の到着後に。