5月の俳句
わらいなき
笑い泣き
あつめしわかば
集めし若葉
かしょくのてん
華燭の典
「華燭の典」=故事成語
〜由来〜
「華燭」とは
昔の中国で新婚の部屋の飾りによく使われた
竜や鳳凰といっためでたい図柄を描いた
照明器具のこと
昔は「花燭」とも書き
結婚式を象徴するものとして
詩文によく使われました
かつて結婚披露宴の司会や
祝辞に用いられた言葉として
私は何度か耳にしたことがあります
上五は
もしかして「泣き笑い」のほうが
良いのではないかと
提出ギリギリになって調べました
なきわらい
泣き笑い
あつめしわかば
集めし若葉
かしょくのてん
華燭の典
よって
最初の一句で勉強会には
参加いたしました
はざくらの
葉桜の
しべゆらすかぜ
蕊ゆらす風
ずる休み
※フリー素材より画像拝借
桜蕊降る【さくらしべふる】
=晩春の季語とされています
「桜しべふる」で一つの季語を
成すのですが
私が現実に目にした蕊は
降ってはおらず
枝についたまま風に揺れていたのです
季語を信じることなく
リアルに詠んでしまいました
葉桜となった桜の木に
蕊が残っていて
それが風に揺れている様を見ている
私
今日はズル休みをしましたよ
仕事でも学校でも
ピアノのお稽古でもいいのです
読み手に委ねます
そんな私(実際にはズル休み
してません)と桜蕊
※フリー素材より画像拝借
葉桜と残る蕊と
ズル休みの取り合わせは
いかがでしょう???
「五月病」という言葉がありますが
その一歩前の四月の終わりに
なんとなく怠そうな
頼りなく風に揺られえる蕊の
脆さ・・・あるいは
強かさなのか
・・・ どっち?